【前編】登り坂がキツいクロスカブ110+ビッグスロボ=ハァハァ止まらん

 

納豆の賞味期限はあってないようなものなイゼ(@healpleeease)ですこんにちは。

イゼ

発酵食品だからいけるいける!
お腹壊しても知らないよ・・・

はち

さて今回はクロスカブ110のパワーアップ化についてです!

クロスカブ110はパワーが無い?

クロスカブ110とスーパーカブ110は125㏄という小型二輪の枠の中で110㏄を採用していますが、通常平地を走る分にはそこまで不満もなく、トコトコ走れる非常に良いバイクです。

ですが。

いかんせん登り坂がかなり弱い。

なので登り坂手前で頑張ってスピード乗せて行ってもみるみるうちに速度が下がり、瞬く間に40km/hまで下がってしまう・・・。

それはそれでカブの可愛いところなんですが、後ろの車からしてみれば前のバイクの速度が一気に下がるもんだからあまり良い事ではありません。


動画でもメーター読み45km/hぐらいでしょうか。

私「でもホントにこれぐらいが気持ち良くてちょうど良い(キリッ」

そう思っていた時期が私にもありました(吐血

 


・・・125㏄のハンターカブを知るまでは。

僅か15㏄の排気量の違いでこんなにも違うものか・・・!と痛感し、なんとかするべく動き出す私。

クロスカブ110のパワーを上げるための方法

引用元:https://www.flickr.com/photos/joelhorne/7115586735

さすがにこんなにパワーはいりませんが、坂道をストレスなく登れるぐらいのパワーはやっぱり欲しい。

パワーがある方がツーリングしている時の疲労も全然違うし、緊急回避等でパワーがあればなんとかなったところや速度低下による周囲への気遣いをする場面もだいぶ減ってくる。

単純に考えると・・・やっぱりボアアップかな?どれどれ・・・。

ボアアップとは
エンジン内部の部品を交換し、排気量を大きくする事で加速力を増す事です



イゼ

おお、125㏄にボアアップする際に必要なのが全て揃ってるキットだね 

お値段いくらぐらいするんだろ?

はち

・・・?

はち

イゼ

・・・??

無理(血涙

これに更にマフラーやらエアクリやら付けたら17~8万やんwwwそれは無理www

スロットルボディがあったか!!

現実を見せつけられぐったりしつつ物欲しそうにボアアップキットの画像を見ていたら、上記写真の赤丸の部品に目が留まりました。

スロットルボディがあったか・・!(ハァハァ

スロットルボディというのはアクセル開度に応じて燃料と空気を混ぜてエンジン内部に送る土台のような部品。

純正スロットルボディの通路は19φ(19mm)で、混合気をエンジンに送る限界量というのも決まっています。

ですがこの通路の径を大きい物にしたら・・・エンジンに送る事の出来る混合気の量も単純に増え、パワーアップが見込めるのです・・・!

このように純正より太い径のスロットルボディの事をビッグスロットルボディ(ビッグスロボ)と言います。

でもいっぱい混合気を送れるという事はいっぱい燃料も使うんじゃない?

はち

イゼ

その通り!でも目的の速度に達するまでの時間も早くなるから運転の仕方次第でそこまで変わらない場合が多いらしいよ!

多分(

というわけで実際にビッグスロボを探してみると3種類程出ていました。

※下記ビッグスロボはスーパーカブ110&クロスカブ110兼用です。

東京堂


まずは東京堂さんのビッグスロボ。純正19φに対してこちらは22φの3φアップ。
ブースターという物も付属し 、メインハーネスに割り込ませる事で燃調も合うだとか。

価格11,500円

 クリッピングポイント

※JA45クロスカブ用

次にクリッピングポイントさんのビッグスロボ。
口径が24φになり、純正に比べ5φ大きくなっています。
ノーマルエアクリ対応商品なので、このビッグスロボを着けるだけで、燃調等の必要はない楽ちん仕様となっております。

価格14,080円


※JA44スーパーカブ用

クリッピングポイントさんのビッグスロボは商品が分かれていたので、多分同じだと思いますがスーパーカブ用のも貼っておきます。

スペシャルパーツ武川

 

 

みんな大好きタケガワ製ビッグスロボ!
口径は24φで、こちらもノーマル車両であればそのままポン付け出来るキットになっております。

価格20,350円

私が選んだビッグスロボはこちら!

 

クリッピングポイントさんのビッグスロボです!

だって安いし。口径大きいし。ウッホウッホ(

そして着弾!!

開封!!!

説明書が簡易すぎるwww

まあその辺はタケ〇ワさんがネットに説明書を出してくれてるのでそっちを参考にしつつ取り付けていきますか・・・(悪党

参考 ビッグスロットルボディ取付説明書スペシャルパーツ武川

まずはカウルを外していくよ!

はいこちら私のクロスカブです。

まずはセンタースタンドを立てて車体を真っすぐにします。

スロットルボディの位置ですエンジンの真上についているため、カウルやら何やらを外さなくてはなりません。

お約束の真ん中のカバーを外すためにネジを2本外していきます。

もう一本はシート下ですね。

2本外したら指を引っ掛けてポンッと外します。

蓋が外れました!

 

ハンドルのところのカバーのボルト(左右)を外してカバーを取ったら

前側のカバーのネジも緩めて

このカバーが外れます。

次にこの3つのボルト(反対側も)を外すとカウルが外れますので

邪魔にならない場所に置いておきます。

カウルが外れました。

これでスロットルボディを外しにかかれます!

スロットルボディを外して・・・いく?

車体左側、写真の左側の黒いプラスチックケースがエアクリボックスで、そこに繋がっているホースを外します。

リングで留められているので、リング自体を回転させると接合部が見えますので

プライヤー等で挟んで緩め、そのままホースを引っこ抜きます。

抜けました!

上から2本の黒いケーブルが刺さっている部分がスロットルボディなので、これを取り外していきます。

エアクリボックスとスロットルボディの吸入口がバンドで留められているのでそれを緩めます。

+ドライバーで緩めるのですが、尋常じゃない鬼トルクで締まっていて全く緩まない・・・。

全身全霊でやってもネジ穴がなめそうな気配がビンビンし、弱ナメしたところで諦め、とりあえずここは後回しに。

もしかしてエンジン側のホースバンドもめっちゃ固い・・・?と思って回してみたらあっさり緩みました(

・・・なんでエンジン側の方が緩いんだろう(困惑

MEMO
ちなみにスロットルボディとエンジンを繋ぐゴム製の部品をインシュレータと言います。これが劣化していたり取付けが甘かったりすると、ここから二次空気を吸って調子が悪くなる原因になったりします・・・

やっぱり鬼トルクはエアクリボックス側だけだったんだなということで、スロットルワイヤーのカバーを外します。

このボルト一本で留まっているので、これを緩め・・・

油断させての鬼トルク(キレ気味

なんでナメやすい+部分だけ超絶トルクで締まってるんだwww

さすがに無理は出来ないので、こんな時にはアレを使いましょう!

ショックドライバー!!

 

ショックドライバー
その名の通りドライバーの後ろをハンマーで叩き、衝撃を与えると先っちょが回転する仕組みになっており、ナメかけのネジや固くて緩まないネジを緩める事ができる工具です。

イゼ

私は上記のミニタイプの物を使っていますが、バイクならミニでも大概の物は緩みます 

スロットルボディ周辺にはセンサー類がいっぱいついているので本当はショックドライバーを使いたくなかったのですが、ナメてしまうよりはマシなので登場。

でもやっぱりセンサー類壊れるのは嫌なので、適度に叩きましたがさすがショックドライバー、すぐ緩みました!

スロットルワイヤー外し

カバーを外したらスロットルワイヤーが出てきました。

アクセルをひねるとスロットルに繋がっているワイヤーがスロットルバルブを開く仕組みです。

このワイヤーを外していきます。

10mmスパナで右側のアジャスターを緩めていきます。

その後手前に引き抜くとスコッと抜けますので

今度は左側のアジャストナットを緩め、同じように手前に引っ張って外します。

そしてワイヤーを下の切り欠きの部分まで持っていき、そのまま手前に引っ張ると抜けます。

左側も同じように抜きます。

インシュレータ→燃料ホース外し

両方のワイヤーを外したら、エンジンからインシュレーターを切り離します。

その右上辺りにある燃料のホースを外します。

8mm2本で留まっていますが鬼トルクではないので安心(

この黄色っぽいコネクタのような物が付いているホースがそうですね。

親指のところのツメを持ち上げ

上の部分を押し込むと

すぽっと簡単に抜けます。

エアクリボックスごと外すので、エアクリを留めているボルトを外します。

右側も緩めたら

その左側にコネクタを留めているクリップがあるのでそれも外します。

各種センサー外し

車体右側にセンサー類が集結してるので、このセンサーを外していきます。

コネクタは先の部分を親指でグッと押せば抜けますので、3つのコネクタを抜きます。

いよいよ取り外し!

はい抜けました(

ここまで外していればそんなに難しくなくエアクリごとスロットルボディが取れると思います。

そして本題がこちら。スロットルボディとエアクリボックスを留めているバンドのネジです。

このままだとショックドライバーで叩いても力が逃げてしまい間違いなく緩まないので、どこかに固定する必要があります。

といってももはやこの方法しかないので、留め具をコンビネーションプライヤで挟んでショックドライバでぶっ叩く!!

1回・・・

2回・・・

3回・・・

4回・・・

5回・・・

6回・・・

7回・・・

8回・・・

9回・・・

いい加減にしろ(怒

組付けた工場のやつ絶対規定トルク以上で締め付けてるだろwww

そんな感じで怒りをハンマーに託してひたすら叩きまくってたらようやく緩みました・・・。

緩んだからと言ってそのまま抜こうとすると、写真左側のあめ色のベタベタしてそうな部分(恐らく接着剤でとめてある部分)が裂けるので、ちゃんとスロットルボディの口とエアクリボックス側のゴム部分を固定しつつ抜きます。

その際マイナスドライバーを奥まで突っ込んでこじると傷が付く可能性があるので、マイナスドライバーを使うときはてこの原理を利用して外側から無理のない範囲で外します。

そんなこんなでようやく外れました!

これがスロットルボディです!

上が純正、下がビッグスロボです。

通路の太さが全然違いますね・・・!

あ、外したエンジン側の穴ですが、このままだとゴミや虫などが入ってしまいますので、

こんな風にペーパーウェスや綺麗な布等を突っ込んで必ず蓋をしておきます。

そして取付け編は次回です!

イゼの一言まとめ

+の鬼トルクは本気で勘弁(血涙

普通のソケットの方の鬼トルクならそんなに苦労しないんだけど、+はまずい・・・

それではまた!