【フロント編】ブレーキを掛けるとキーキー鳴いていませんか?グロムのブレーキのグリスアップのやり方説明!

ようやくナマコを食べてみる決意ができたイゼ(@healpleeease)ですこんにちは。

イゼ

これは食べ物これは食べ物これは食べ物・・・

※素で震えてブレた(

震える手でナマコをタレに付けて口の中へ運ぶ。

イゼ

・・・
・・・ど、どう?

はち

予想以上に美味しい(

ただのぐにゃぐにゃした物体かと思っていたら、ちゃんと芯があってコリコリしてる・・・!

そしてタレが美味しいのだが、タレの味が無くなるとめっちゃ塩味ww

ちょっとしょっぱかったけど間食!何でも見かけで判断しちゃダメだね・・・。

さて今回はブレーキ鳴きについて!

バイクや車に乗っていると一度は経験したことがあるかもしれないブレーキ鳴き

ブレーキを掛けると「キイイイィィィィ」という大きい音が響き渡ります。

ブレーキは効いているのですが、音をなんとかなくしたい。そんなときはブレーキのグリスアップをやってみましょう!

ですがその前に注意点が一つ。

注意
ブレーキはその役割上、非常に重要な機構の一つです。本来お店に作業を頼んだ場合、「分解整備記録簿」という記録簿を残さなければいけないぐらい重要な物です。
作業をご自分でされる場合、それが原因で何かあった場合も「自己責任」という事を強く認識して行ってください。

イゼ

エンジンが掛からなくても発進しないだけで済むけど、一旦走り出してブレーキが効かなくなると事故はもちろん最悪とんでもないことになっちゃうしね・・・
自信がない方や少しでも不安が残る方は素直にお店に頼もう!

はち

上記のことが理解できたらいよいよブレーキについてやっていくよ!

まずはブレーキ周りを観察してみよう

はいこちらがフロントブレーキ周りになります。

写真左側の黒くて太いホースが繋がってる先の金色の物体。これがブレーキキャリパーという名前の物です。

また別に記事を書きますが、最近のバイクのほとんどがディスクブレーキと言って、自転車のようにブレーキパッドブレーキローター(自転車で言うホイール)を挟んでブレーキを掛けています。

ブレーキキャリパーの中にブレーキパッドが入っており、ブレーキを握るとキャリパーからピストンが出てきてパッドをブレーキローターに押し付けて制動力を生み出しています。

せんせい、専門用語が多くてわかりません

はち

イゼ

真剣白刃獲りみたいなもので、刀がローター、刃を挟んで受け止める手がパッド、腕がピストン、体がキャリパーみたいなとこだね!
いやますますわかんねぇよ

はち

それではブレーキパッドを外していきます

キャリパー下側の六角のボルトを緩めます。

サイズが8mmなので、メガネレンチをご用意ください。

写真ではラチェットレンチを使っていますが、固そうな部分のねじを緩める最初の一発目はメガネレンチの方が適しています。

注意
あまりにも固い部分を安いラチェットレンチで締めたり緩めたりするとラチェットが壊れる恐れがあるので注意してください。

最初の一発目が緩んだらどんどん緩めていきます。

ボルトというかピンというかが抜けました。

ピンを抜いたらこんな感じでブレーキパッドをガタガタ揺らしながら引っ張ればすぐ抜けるはずです。

ブレーキパッドが抜けました!

見る限り鳴き止めがされた形跡がなかったので、鳴き止め処理をしていきます。

注意
パッドを抜いた時には、再びパッドを差し込むまで絶対にブレーキを握らないでください。みるも無残な酷い事になり、走行不能に陥ります。
元に戻すのに何倍もの時間が掛かり、初めてやる人だったら間違いなくバイク屋さん行きになってしまいます。

ブレーキパッドの鳴き止め処理をしていこう!

ブレーキパッドの赤丸の部分の角が立っているので、紙やすり等で削ってなだらかにします。

紙やすりは100番ぐらいの粗い物を使うと早くできて良いですね!

なるべくパッドだけを削るように角度を調整し、周りの紺色の枠の部分はなるべく削らないようにしましょう。

このように斜めに削れればOKです。

紺色の部分削っちゃってるじゃん

はち

イゼ

・・・ちょ、ちょっとだから大丈夫

そして紙やすりを平らな場所に置いて、パッドの表面自体も多少削っておきましょう。
※削った部分の表面部分。ローターに当たる黒っぽい部分です。

外側のパッドと内側のパッドの処理が終わったら、パーツクリーナーで周りを綺麗にしましょう!

ブレーキ周りなので、削れたブレーキで結構汚れます。

ある程度綺麗になったら、ここでも鳴き止め処理をします。

ブレーキグリスを塗って鳴き止めをしよう!

こちらがブレーキ周りに使うグリスになります。



 普通のグリスじゃダメなの?

はち

イゼ

ブレーキ周りは摩擦熱で高温になるから、普通のグリスだと熱に耐えられないんだ

とはいってもブレーキグリスはいっぱい種類あるので迷うとは思うのですが、普通に使う分には1,000円以下のもので全然問題ありません

ブレーキグリスをパッドの外側に塗っていきます。

 

こんな感じで塗れたら、もう片方のパッドも塗っていきます。

注意
ブレーキグリスはパッドのローター接触面(紙やすりで削った方)には絶対に塗らないで下さい。もし付着してしまった場合は、パーツクリーナーでよくふき取ってください。

後述しますがこの部分にもグリスを塗っておきましょう。

いよいよブレーキパッド装着!

グリスアップが終わったら、ブレーキパッドを元通りに戻していきます。

写真はキャリパーを下側からみたところ。

真ん中にブレーキローターがあるので、ローターを挟むようにパッドをセットしていきます。

このようにパッドを差し込んでいくのですが、パッドの足をキャリパー側の土台に乗せなくてはなりません。

この部分がパッドの足で、これを

それぞれこの部分に引っ掛けます。

※キャリパーを上からみた写真です

 

外側のパッドの足が土台の上にしっかり乗りました。

内側のパッドが残っているので、このまま押し込んでいきます。

タイヤの左側から指を入れて、足の位置をうまくはまるように調整しながら押し込むと・・・

無事しっかりはまりました!

注意
足がしっかり土台にはまっていないと、走行中パッドがいきなり外れてタイヤがロックする可能性もあるので確実にはまっていることをチェックしてください。

パッドがはまったらピンを差し込むのですが、ここも動いてすれる場所ですので軽く掃除してグリスを塗っておきました。

※ねじ山には塗らないようにしてください。

パッドの位置を調整しつつ、ピンを二枚のパッドに通します。

ピンが通ったのでそのまま押し込んでねじを締めこんでいきます。

そしてある程度までねじ込んだら最後に本締め。

どれぐらいの強さで締めたらいいの?

はち

 

イゼ

うーん、整備経験ある人は感覚で大体の強さが分かるんだけど、やったことない人は難しいよね・・・。
本当はトルクレンチがいいんだろうけど、持ってる人が少ないから・・・

本来やったことない方でトルクレンチを持ってないって方はやらない方が無難です。

緩過ぎると途中で緩んでピンが外れてしまう恐れがあるし、締めすぎるとねじ山潰したりします。
※初心者の方は心配だから締めすぎるというパターンが非常に多いです。

というわけでここが締め終わったら完成です!

組み終わったら作動チェックを忘れずに!

全て組みあがったら止まった状態でブレーキを何回か握り、次に車体を前後に動かしながらブレーキを握って確実に止まることを確認してください。

イゼ

パッドをグリスアップした時はまだしも、パッドを交換した時にこの確認を忘れると、最悪事故になります
ブレーキは重要ってことだよね・・・

はち

ここまでやってようやく完成!

作業自体はピンを抜いてグリスアップして元に戻すだけなので簡単だし時間も掛からないんだけど、やる時は自分の命に直結するブレーキを整備してるんだという意識を忘れずに!

イゼの一言まとめ

トルクレンチ欲しい(

もってないんかいっ

はち

イゼ

・・・高い

それではまた!