誰かのバイクを見る時にまず見るのはチェーン!?グロムのチェーンの張り調整方法を書いていくよ!

魚をさばいた後の骨や頭でとる黄金ダシが好物なイゼ(@healpleeease)ですこんにちは。

イゼ

そのダシを元に作る味噌汁がたまらんですよ・・・!
でしょーー!

はち

さて今回の内容はチェーン調整です!

チェーンを見ればその人のバイクの扱い方がわかる!?

よく道の駅やコンビニの駐車場、高速のSAに停まっている誰かのバイク。

かっこいいなーと思って近づいてみると、チェーンはだるだるで、汚れもびっしりついて真っ黒。

イゼ

一気にテンションが下がります

いやまあ人のバイクだから持ち主の自由ですが、見た目だけで基本的なメンテナンスをないがしろにしてる人には正直好感が持てません・・・。

チェーンの掃除や注油などは意外と手軽にできる反面、サボったりすると一気に汚れていきます

チェーンは外側から見れば状態が分かりやすいので、チェーンを見ればその人がバイクに対してどんなメンテをしているかある程度想像できてしまうのです。

イゼ

タイヤの端を使う事を目標にするのも良いですが、まずは基本的なメンテナンスをして安全に走れる状態にしましょう!

グロムのチェーンの調整に必要な工具


まずは後輪を持ちあげるためのメンテナンススタンド!

イゼ

持ってません!(笑顔

なのでジャッキ・・・。

と、保険のために車に積んである車載ジャッキ。

14mmのメガネレンチ

19mmのメガネレンチ


こういったスピンナーハンドル+そのサイズのソケットでも良いのですが、多分持ってる方の方が少ないと思うのでメガネで大丈夫です。

10mmスパナ

12mmスパナ

工具はこれだけあればできます。

チェーンを調整するために、まずはアクスルシャフトを緩めます

アクスルシャフトとは、タイヤの中心を通ってタイヤを支えている車軸のことですね!

こちらはきつく締まっていますので、ジャッキアップをする前に緩めておきます。

注意
ジャッキアップした後に緩めようとすると、揺れて力が逃げてしまうばかりか、最悪車体がジャッキから外れて落ちてしまう危険がありますので注意してください。

このような形でメガネレンチを掛け、お互いを緩める方向に一気に力を掛けて緩めます。

イゼ

どちらかを固定して、固定していない方を回してもOKです

きつく締まったネジを緩めるコツは一気にトルク(力)を掛けることですが、力を掛けた時に工具が外れたり、滑って手を地面にぶつけて怪我をしないようにしてください。

ナットが緩んだら今度はジャッキを掛けていきます

ジャッキを掛ける時に気になるのがジャッキを掛ける場所だと思います。

支える場所にバイク自体の車重が掛かってきますので、シャフトとかには掛けない方が無難です。

私は独断でこの辺りに掛けました(

イゼ

メンテナンススタンドならスイングアームに掛けるから迷わなくて済むんだけどね
色々使えるんだから早めに買いなさい

はち

ジャッキを掛けたら必ずハンドルを手で押さえて倒れないようにしながらジャッキアップしていきます。

うまく車体が持ち上がると車体が安定しますので、もしグラグラするようなら掛ける場所が宜しくないので、もう一度違う場所にジャッキを掛けなおしてください。

そして車体の左側には写真のようにサイドスタンドが付いておりますので、もし何かの拍子にジャッキが外れたとしてもサイドスタンドが支えてくれる可能性があります。

ですが車体の右側には支えが何もありませんので、保険という意味で支えを作ります。

車載ジャッキをこんな形で入れ、安定させると安心ですね!

イゼ

もちろんメンテナンススタンドがあればこんな事はする必要がありません

ジャッキを掛け終わったらチェーンアジャスターを緩めていきます

 

工具説明の時にあったこれですね!

ダブルナットになっているので、スパナ二本掛けで緩めます。

こんな感じで工具を掛け、内側のナットを固定して外側のナットから緩めます。

外側のナットが緩みました。

外側のナットが緩んだら内側のナットも緩ませていきます。

緩みました!

同じように反対側も緩めます。

左右どちらもアジャスターを緩めた状態で、

  • タイヤを前に押せばチェーンが緩み
  • タイヤを手前に引っ張ればチェーンが張ります

 

アジャスターを取り外すとこんな形をしています。

アジャスターに空いた穴にはホイールと共にアクスルシャフトが入ります。

という事は、アジャスターを前後させればホイールも前後するという事になり、ホイールにくっ付いているスプロケットも一緒に動き、スプロケットに掛かっているチェーンが調整できるということですね!

参考までに、こちらのギザギザした物がホイールと一緒にくっ付いているスプロケットという部品ですね。

チェーンの張りを調整していきましょう

このままではチェーンがだるだるのゆるゆるなので、チェーンを張っていきます。

イゼ

グロムのチェーンのたるみは35mmにしましょうと記載してあったのでその通りにします

※たるみ量はチェーンガードに貼ってあるシールに記載してあります。

アジャスターの内側のナットを締めたり緩めたりし、チェーンのたわみ量を35mmにしましょう。

35mmというと指でチェーンを上に押し、スイングアームにギリギリ付くぐらいの感じですね!

 

この時、必ず左右のアジャスターの目盛りが同じになるよう調整していきます。

 

 

これが通常時でアクスルシャフトがまっすぐになっているのですが、右側と左側のアジャスターの目盛りがずれていると、極端に言えばタイヤが斜めの状態で走っていることになるのです。

極端すぎ

はち

イゼ

まあでもこんな感じです

また、チェーンを張りすぎるとエンジンに負担が掛かったり、リアサスが動きにくくなったり良いことないです。

リアサスも関係あるの?

はち

イゼ

シートに座った時にスイングアームが開いてチェーンが張るので、チェーンをぱんぱんに張ってしまうとそれ以上開かなくなり、サスが機能し辛くなります

そして緩みすぎているとスプロケのコマを飛んだりチェーンが外れたりします・・・。

チェーンが張れたら元に戻していきます!

チェーンを張り終わったら元に戻していくのですが、アクスルシャフトのナットを締める時に、タイヤが動いてアジャスターがズレる事があると思います。

ズレてしまったまま締め付けると何の意味もありませんので、左右同じ幅で締め付けられるように工夫しながらやってみてください。

納得いくまで調整したら、最後にアジャスターの外側のナットを締め付け、ジャッキを降ろしてアクスルシャフトのナットを本締めして終了です!

お疲れ様でした!

イゼ

ちなみにジャッキアップしなくても、アジャスターを緩めなくてもチェーン調整はできます
・・・おい

はち

イゼの一言まとめ

燃費にも影響するよ!

なのでチェーンの張りはたまにみてあげましょう!

それではまた!