前回までのお話
【その1】
【その1】ツーリングで左手疲れてない?クラッチワイヤーの清掃&注油で快適ツーリングをしよう!【その2】
【その2】ツーリングで左手疲れてない?クラッチワイヤーの清掃&注油で快適ツーリングをしよう!クラッチ系注油メンテナンスもあと少し!
ワイヤー注油まで完了したので、最後はクラッチレバー付近のメンテナンスをしよう!
ワイヤー注油完了!でもふと見てみると・・・?
ワイヤーの掃除完了!注油も完了!それじゃあ元通りにつけようか!
・・・と思ったら
・・・
汚い・・・・
こんなんじゃお嫁にいけません。
こういった部分は動かして擦れる部分(摺動(シュウドウ)部分)なので汚れやすいばかりか、グリスが切れると動きが悪くなったりしてしまうのです。
ですので、綺麗に掃除した後にグリスを塗って動きを滑らかにしましょう!
パーツクリーナーをブシャってペーパーウェスでゴシゴシ・・・
はい綺麗!!
ビューリフォー!!!(
これでどこへ出しても恥ずかしくないです。出しませんが。
綺麗にしたら次は潤滑!
いよいよグリスの出番です。
ぬるぬるしますが個人的にグリスアップは好きな作業ですw
※グリスアップ→グリスをつけること
これが一番よく見るグリスでしょうか。リチウムグリスと言って、ホームセンターとかでもよく置いてある万能なグリスです。
一口にグリスと言っても種類がかなりありますが、クラッチレバー周辺へのグリスアップでしたらリチウムグリス辺りで充分かと思います。
グリスによっては耐熱温度やせん断耐性やらが高かったりするのですが、適材適所ですのでそういうのはとりあえず置いておきましょう。
指にヌンッっとグリスを出します。
そしてクラッチレバーのタイコが収まっていた部分に塗り入れます。
グリスでいっぱいになりました。
そしたらそこにタイコをIN!!
合体完了!
追いグリスをして、はみ出したグリスを綺麗に拭き取ったらタイコ部分の潤滑完了!
ついでに見えている部分のワイヤーもグリスアップしておきましょう。
これでグリス関係は終わりかとおもいきや
前述したこやつがいました。クラッチレバーの支点に使われてた変な形のねじです。
ここは汚れている部分を掃除しましたが、ねじで閉まっているのになぜ汚れるのでしょうか?
再度書きますが、他の部品と擦れているからです。
擦れているところは潤滑しましょう!動きがスムーズになります!
このように擦れていた部分だけにグリスを塗るのですが、ねじねじしてる部分には塗らないようにしてください。
写真だと分かりやすいように多めにつけてますが、もうちょい少なくて大丈夫です。
これで下準備は完了!
いよいよ最後の取り付け!
長かった・・・ここまで・・・・。
いや実際にやると30分も掛からんのだけど(
そしたら続き!
ワイヤーをつけたクラッチレバーを差込み、お互いの穴を合わせていきます。
ぴったり穴が重なりました!
何事もぴったりは気持ちよいです・・・。
先程グリスを塗ったねじの出番です。
IN!!
下からナットを指でくるくるねじ込みます。
指で締められなくなったら工具の出番です!
下にラチェットレンチ、上にドライバーでねじを固定して締め込んでいきます。
どちらか片方だけ回していても、もう片方が空回りしてしまいますので、空回りしないようにして締めこみます。
締め込み終わったら各部がきちんと動くかどうかチェックします。
クラッチのアジャスター部分をいじっているので、最後に必ずクラッチ調整をしてください。
バイクを自分に合うように調整しよう!クラッチ調整をすると疲労軽減になるよ!
それが終わったら遂に完成!お疲れ様でした!
終わってみて
作業自体はとても簡単なので、メンテナンス初心者でもチャレンジできると思います。
ただ、初めて作業をやる方は3倍の時間が掛かると思ってチャレンジしてみるといいかもしれません。
そりゃ初めてですもん、おっかなびっくりなのは当たり前です。
どのぐらい時間が掛かったかより、ねじの締め忘れ等が無い事の方が大事なので、時間はかかっても良いですからきっちりチェックしながら作業をしてくださいね!
作業を終えた後の達成感と今晩のビールはきっと美味しいですよ!!
イゼの一言まとめ
手を掛けた時間は愛着につながる
走ってても気持ちよいですぞ!
それではまた!