【前編】アクセルの動き渋くない?グロムのスロットルワイヤーの注油をして快適な運転をしよう!

休日の時間経過速度は間違いなく光より速いと思っているイゼ(@healpleeease)ですこんにちは。

イゼ

もはや何をしたか覚えてすらいない
いや、それはダメだろ

はち

さて今回はグロムのスロットルワイヤーの注油についてです!

古めの車体や距離を乗る車体だと、ワイヤーの油切れを起こして最悪擦れてワイヤーが切れたりする→走行不能とかになってしまいますので、たまにメンテナンスをお勧めします!

以前にやったクラッチワイヤー注油よりは難易度高いので、整備に慣れてきたら挑戦してみてください。

スロットルワイヤー注油で始めにやること

初めての作業はどんなものでもまずは観察です!

スロットルワイヤーなので、スロットルグリップ周辺の作業になります。

スイッチボックスから出ている2本のケーブル状の物、この中にスロットルワイヤーが入っています。

MEMO
スイッチボックスとはキルスイッチやセルのボタンなどのスイッチ類があるプラスチックの箱のような物です。

スロットルをひねると写真赤丸のカウルの内側の部分にあるスロットルバルブという物が開いたり閉じたりして、加速したり減速したりします。

右手のスロットルとエンジン側のスロットルバルブを繋いでいるワイヤーがスロットルワイヤーで、スロットルをひねる度に動作しますので油切れはよろしくありません。

早速スロットルワイヤーを外していきましょう

先ほどのスロットルワイヤーの根本の部分のナットを緩めます。

ちなみに上側がナットになっており、下側がボルトになっています。

スイッチボックスを外してからこちらを緩めると力が入り辛いのでこちらを先に緩めておきましょう。

先ほどのスイッチボックスの裏側です。

大体の車種はネジ2~3本で留めてあります。

グロムの場合は2本ですね!

上側のネジをプラスドライバーで外し

下側のネジも外していきます。

外れました!

ネジを外すとスイッチボックスの隙間がちょっと開きました。

ちなみに外した2本のネジの長さは同じだったので、着ける時はどちらでも大丈夫です。

続いてスイッチボックス脱着!

多少揺らしながら外していきます。

 

イゼ

ドキドキ

グパァ(

効果音はアレだけどメカメカしいね

はち

グリップの根本にワイヤーが通っているのが分かります。

スロットルをひねると

ワイヤーが引っ張られてるのがわかります・・・か?

うーむ

はち

イゼ

実際自分の手でやってみるとよくわかるのでご安心を

そしてこのワイヤーを外すのですが・・・

ワイヤーの先っちょが格納されているホルダーからワイヤーを外さなくてはならないのですが、これがなかなかの強敵。

この写真は外した後の写真ですが、ワイヤーの先っちょのタイコ部分(引っ掛かる部分)があるので、ワイヤーを開いている溝に合わせなければなりません。

そしてワイヤーの長さがギリギリ&反対方向から2本がお互いに引っ張りあってるので、普通にやっていてはほぼ溝に合わせることができないのです。

イゼ

外れないからってこんな風にこじるとワイヤーに負担が掛かって傷つく恐れがあるのでやらないようにね

普通にやって無理ならスロットルグリップを外すしかない!

ご存じの方も多いとは思いますが、スロットルグリップはハンドルにくっついてはいないので、そのまま抜く事が出来ます。

イゼ

じゃあ抜いていこう!

まずはこちら。

スロットルグリップを抜くためには先っちょにあるバーエンドという物を取らなくてはなりません。

このバーエンドという部品ははただの押さえではなく、重さを変えることによって手に伝わる振動を抑える事が出来る部品なのですが、この話はまたの機会で。

こちらのネジは通常使っているドライバーでは少し小さいので、3番の大きいドライバーを使います。

バーエンドにドライバー挿入!

緩める方向にまわs

・・・

・・・・・

・・・・・・・・

回らねぇ

まあバーエンドが固いのは予想していたので、ちょっくらハンマーでドライバーのお尻を叩いて衝撃を与えて固着を外します。

注意
ハンマーでドライバーを叩く時は貫通ドライバーにしないと壊れる恐れがあります。

イゼ

はははは。我に立てついた事を後悔させてy

ッハーーーーーン(

緩まねぇwww

さすがバーエンドwww

というわけで近くのホームセンターに行ってこれを買ってきました。

緩まぬネジの救世主!

ショックドライバー降臨

こちらのドライバーはビット(プラスかマイナスか先っちょが選べて交換可能なやつ)を先端に取り付け、お尻をハンマーで叩くと緩む方向に力が掛かり、衝撃と回転の両方の力で固着したネジを緩ませてくれる神のような存在の最終兵器なのだ。

こんな感じにセットして

ジャッシャアアアアア!!

はい緩んだ(歓喜

10回叩いたとか言えない

ようやくバーエンドが外せましたのでこれでグリップが外せます!

いよいよグリップを外していくよ!

こんな感じで引っ張っていって・・・

HAZURENU☆

要はハンドルの芯部分が長くてワイヤー類が短いので、ハンドルの芯からグリップを抜く位置まで抜けないという事です。

じゃあどうすれば・・・

はち

 

(長・・が・・・欲・・いか・・・)

 

イゼ

ん?

 

(長さが・・・欲しいか・・・!!)

 

・・・

はち

イゼ

・・・

なら伸ばせばよい(

アクセルワイヤーを辿って、エンジン側に近い方から順番にグリップ方向にワイヤーを送っていき、たるみを限界まで無くしていきます。

まずは写真のようにタンクとハンドルの間辺りから。

 

そして先ほどたるみが送られてきたので、上側からそれを引っ張る。

そうすると・・・

VIIICTORY!!!

イゼ

多分ここが一番難関なんじゃないかなと思います

それでも外れぬスロットルワイヤー

 

はい。先ほどは一番難関とか言っといてここにも難関が。

この状態でもワイヤー外れないよ・・・

はち

 

イゼ

スロットルワイヤーが2本で相反する方向に行ってるわけだからそりゃ外れないよねw
・・・

はち

実際このままワイヤーを外すのは至難の業なので・・・

縦方向がダメなら横方向に行きましょう。

矢印のような力を加えるとスポっと抜けます。

完全に横になってワイヤーがフリーになったので、こうなればもう外し放題です。

イゼ

これでほんとに難関越えました
とりあえず外すところまでは終わったね!

はち

今回はここまで!

ちょっと長くなりすぎたので、外すところまでで一旦分けます!

後編はこちら!

【後編】アクセルの動き渋くない?グロムのスロットルワイヤーの注油をして快適な運転をしよう!

それではまた!