【後編】ツーリングにも絶妙の姿勢を遂に獲得!グロムのハンドルを「ハリケーンコンチ2型」に変えてみた!

今回の記事は前回の続き!

ハンドル交換をするためにハンドルを外し終わったので、新しいハンドルをつけていきます!

まずはざっくりとハンドルの位置を決めて仮留め!

前回はこんな感じで大体の位置を決めたところで終わっていました。

なので今回はその続きからになります!

自分の好みのある程度の角度を見つけ出したら、ハンドルホルダーを留めて仮締め。

ハンドルをある程度固定したらスイッチボックスを組んでいきます。

その時に、スイッチボックスの中に突起があるのがわかるでしょうか。

これが位置決めの際に使う突起ですね!

その突起をハンドル側の穴に入れれば、何も考えなくとも位置決めが出来てしまいます!

今回はグロム用のハンドルを買ったのでこんな風に穴あけされた状態で売っているのですが、中には汎用タイプで穴が開いてないハンドルが数多く存在します。

その場合は自分で好きな位置に穴を開け、スイッチボックスを自由に取付けすることができる安価&径さえ合えばどんなハンドルでもつけることができる反面、穴を開ける手間と、自分で位置決めをしなくてはならないという手間があります。

そこをどうとるかは自分次第ですね!

穴に突起をはめたら

蓋をして締めていきます。

スイッチボックスを締めたら今度はマスターシリンダー&ブレーキレバーを締めていくのですが、そのまま締めると

もう我慢できない(

はちきれんばかりにどう考えてもホースに無理がかかっています。

このままではいずれ不具合が起きてしまうので、ブレーキホースに掛かったテンション(張り)をどこかに逃がす必要があります。

テンションを逃がすためにブレーキホースを辿ろう

最近の記事でヘッドライトカウルを外す記事がありましたが、その時に説明した図が今役に立つとはw

こんな風にブレーキホースが通っているので、どこかを緩めてテンションを逃がします。

ヘッドライトカウルを緩めていきます。

 

ヘッドライトカウルを外したらブレーキホースを確認します。

写真の中心の太いホースがブレーキホースで、上はマスターシリンダー下はキャリパーに繋がっているのですぐわかると思います。

まずは一番近いここの引っ掛かりを外してみます。

外したら赤丸のブレーキホースのカバーをいけるところまで上に引っ張り、逆にホースを下に引っ張ります。

こんな感じでぎりぎりまで上側のブレーキホースのテンションを逃がしてみましたが、まだ張っているので今度はブレーキホースのカバーを取り除いてさらに可動域を拡げてみます。

ホースのカバーをカッターで切りますが、この時間違ってもブレーキホースを傷つけないように外側に刃を向けて切ります。

どんどん剥いていきます。

外れました!

カバーを取り除いたらブレーキホースを下に引き、もう一度テンションを逃がしてやります。

せーの・・・

はいっ!!!((

・・・

はち

イゼ

・・・まあそうなるよね

今度は真ん中が我慢できなくなってしまったので、更に逃がすために下側を固定しているステーを緩めることに。

緩めるとわかりますがステーがブレーキホースの周りを挟んで一周しています。

それをグイっと開きます。指で簡単に開きますのでご安心を。

これでブレーキホースが動くようになりました。

写真のゴムステーの下側に横線が一本入っているのがわかりますか?

そこが元々ゴムステーがあった場所です。ここは動かないように接着剤でくっついてたので剥がしました。

ゴムステーの位置を上にずらし

元通りに固定すると・・・

今度はこっちが張った(当たり前

ここのステーも前述のステーと一緒なので、ブレーキホースに負荷があまりかからないように全体的に調整してあげてくださいw

ある程度納得いったらとりあえず次の部分へ!

クラッチ側のスイッチボックスを取付けよう!

クラッチ側にも同じように位置決めのための突起があるので、それをハンドルの穴が開いているところに差し込んで位置決めをします。

私を苦しめたウィンカースイッチも下から差し込んでいきます(
※詳しくは【その1】

ボルトを締め、クラッチレバーホルダーの方も取り付けていきますが

やはりこれだけクラッチケーブルが余ったので、処理していきます。

クラッチケーブルはブレーキホースと違って固定されていないので、送り出してテンションを緩めていきます。

クラッチケーブルを辿って全体的になじませていきます。

ここまで行けばだいぶ自然になりましたね!

ある程度位置決めが終わったので位置決めの最終チェック。

ハンドルが片側に寄り過ぎていないか、レバーを握った時の位置はいいかなどを確認します。

と、チェックしている最中に問題発生!

ハンドルを左に全開に切った時は問題ないのですが、右に全開に切った時にアクセルの戻りが非常に悪くなってしまいました。

ハンドルが低くなって余ったアクセルワイヤーがどこかに引っかかって負荷がかかり、悪さをしているようです。

このままだと非常に危険なので、アクセルワイヤーが自由に動くようにしていきます。

ワイヤーを色々な取り回ししてみたり(これはアウトだがww

こんな風に逃がしてみたり。

※その際に右側のシュラウドを外しています。

ひたすら色々なワイヤーの取り回しをしたり、全箇所でワイヤーを動かしてみたりしてようやく右にハンドルを切っても問題なくアクセルが戻るようになりました!

イゼ

めんどくさかった・・・

そしたら次はバーエンドの内側の部品を取り外す・・・が

こちらが外した純正ハンドル。

ハンドルの先っちょになんか入ってるのはわかるでしょうか。

これがバーエンドのインナーウェイトというやつで、これを取らないことには新しいハンドルにバーエンドを付けられません。

・・・とれる気がしない(

とりあえずくわえてみるもびくともしない。

こうなったら意地だ(

バーエンドをインナーウェイトにねじ込んで

コンビネーションで間を挟んで

この状態でコンビネーションをハンマーで外側にぶっ叩きます。


~1年後~
※気持ち的に

無理(

びくともしねぇwwww

しょうがないから新しいの買うか・・・

バーエンドは放置し、先に新しいグリップを取り付ける!

上が純正グリップで、下が新しいデイトナのグリップ。


これのグレー/ブラックですね。

なんでこのグリップにしたの?

はち

イゼ

純正と一番似てて自然になるかなーと思ってです

グリップボンドが間に合いそうになかったので超強力接着剤にしましたw



通常グリップボンドはこちら。

くっつけば何でも良いと思っている私(

いよいよグリップを入れるはず・・・が・・・

接着剤を塗る前にはまずパーツクリーナーで脱脂をします。

塗ってー

拡げてー

いざ!!ねじり入れます!!

フヌウウアアアアアア

グゥゥウォオオオオオオオ

数分でマメができ、数秒で潰れるほどの全力での闘い。

(・・・これ接着剤いらなかったんじゃ?)

と自分自身を疑うほど繰り返される自問自答。

握力がなくなり、皮膚は裂けて噴き出す汗、己との闘い。

・・・そりゃ全部ゴムだもん、摩擦抵抗半端ないよね

はち

イゼ

この全力具合は大人になって久しく出してない全力具合です(

なんとかここまで来ました・・・!

汗で滑るのでペーパーウェスでくるんでやったもんだからケバケバが付きまくってますねwwww

そしてついに・・・!!

イゼ

空が青い!!!めっちゃ達成感!!!

・・・うん。きっと他に正式なやり方あると思うんだぁ(遠い目

よく頑張ったね!じゃあ次はアクセル側だね☆

はち

イゼ

アクセル側・・・?

グリップは2つ。越えなければ行けない試練の山

やってやんよ!!こうなったら手がずる向けになろうがどんだけ血が出ようがいくらでも来やがr

どこのショ〇カーで改造手術受けてきたんですか

凶悪なイボだね☆

はち

イゼ

・・・




イゼ

・・・


出来た!!!!((

やり方は商品から察してください(

どうでもいいが純正グリップの付け根は溝加工してあるのね・・・。

今回買ったグリップはしてないのでちょっと手前までにしたけど、まあ不具合なければOK(

ここまで終われば後もう少し!

各部の本締め、動作チェック、ハーネス類をきちんとまとめたら・・・・

完成!!!

びふぉー

あふたー

写真の角度が違って分かり辛いけど、明らかにめっちゃ下がってます。

あれ・・・?なんか普通のバイクになりつつある・・・?

いやいやいや、これはこれでグロムなのですよ!!

ハリケーンコンチ2型のハンドルに変えて実際に走ってみて

控えめに言って最高(

絶妙な前傾で辛くもなく直立もせず、めっちゃレーシーかと言えばそうでもなく。

走るのが楽しくなりそうな姿勢です。

そしてやはりハンドルを変えたことでの運転の仕方の変わり方が凄まじく、今までのハンドルで走るのとは全く違う技術が必要になりました。

今までは舵角+寝かせて走っていたのですが、若干ハンドルが重くなった感じ?

スポーツバイクっぽい感じが強くなりました!

・・・とは言っても私はそんなに上手くないので、あくまで個人的な意見です!

でもロングツーリング行ったら疲労度とお尻のダメージが全然違いそう・・・

いつかはバックステップとか欲しくなって来ちゃうのかなーーーー

値段調べたら五速化キットと同じぐらいの値段で焦りましたがw


 

イゼの一言まとめ

予想以上に良かった!

お尻が痛いという方に是非いかがでしょうか!

それではまた!