自分でもバイクを整備してみたい!けどどんな工具を最初に揃えたらいいかわからない!な疑問にお答え!

 

若い頃と年齢を重ねた今では色々な物に対する考えがだいぶ変わったイゼ(@healpleeease)ですこんにちは。

イゼ

若い頃は着る物とかめっちゃ気にしてたけど、今だとほぼ気にしてないな
ちょっとは気を遣えこのボケー

はち

さて今回は工具のお話!

バイクいじりをするためには工具が必要!

工具というものは私たちの生活の中に必要不可欠なもので、普段は使いませんが何かが壊れた時、何かを開ける時、回す時、挟む時など、さまざまな場面で役に立つ便利な道具です。

工具が無ければおもちゃの電池交換すらできない場合もありますよね。

そんな工具ですが、どこのご家庭にも必ずと言っていいほどある、工具の代表格であるのがドライバー

逆に無いご家庭を探す方が難しいと思います。

日常生活を営んでいればドライバーがあればほとんど困ることはないでしょう。

ですがバイクを整備するためにはドライバーだけでは足りません・・・。

ですので、バイクを整備するのに必要な工具を紹介していきます!

まずはバイクを整備するのに絶対必要な工具!

これだけはまず揃えておきたい工具をご紹介します。

ドライバー

まずはやっぱりドライバーですね!


 

ネジを回すだけでなく、叩いて固着を緩めたり、一時的にボルトの代わりに挿しこんだり、マイナスドライバーで狭い隙間を拡げたり、印をつけたり、バールの代わりにしたり、もう発想次第でなんでもできます。

個人的に貫通ドライバーおすすめです。

工具って定められた使い方以外しちゃいけないんじゃないの?

はち

イゼ

基本はそうだけど、それだけじゃどうにも乗り越えられない場合が多々あるんだ・・・

次に必要な物がこちら!

ラチェットレンチ

次というか最重要ランクですね!

ラチェットレンチです!


 

ネジを閉めたり緩めたりするのに一回一回工具を外して掛けなおす必要が無く、非常に効率よくネジが外せます。

また、指が入らないような狭い場所でも無敵っぷりを発揮してネジを緩めてくれるという優れもの。

基本は3/8インチ(9.5mm)というサイズを選べば大概の事には対応できます。

エクステンション(写真真ん中の工具)という長さを延長する棒(これも必須)を付けると、奥まった部分にあるボルトも外すことが可能になります!



ラチェットはある程度良い物を選んだ方が間違いなく良いのですが、エクステンションはとりあえずは安いやつで問題ありません。

 

イゼ

あまり安いやつだとエクステンションでも挿し込むところがねじ切れ&折れたこともありましたが、なかなか無いと思います

それと共に、ラチェットレンチを使うためにはソケットという物も必要になります。



こちらがショート(短い)ソケットで



こちらがディープ(深い)ソケット。

どちらも長所短所がありますので、両方あると心強いです。

六角レンチ

六角レンチは別名ヘキサゴンとも呼ばれる六角形の工具です。

六角形を英語で言うとヘキサゴンなのでそのままですねw

こちらは車の整備ではほとんど使わない工具なんですが、バイクだとそこら中で使いますので必須工具ですね!



長めの物を買っておけば力を掛けやすく緩める時に非常に楽な反面、狭いところでは作業し辛いというデメリットがあります。

メガネレンチ

両側がメガネのように穴が開いている工具を言います。



一番最初にネジを緩める時に使う工具ですね!

ラチェット等で最初に固く閉まったボルトを緩めたり本閉めしようものなら、下手をすればギアが壊れてラチェットが逝ってしまいます

ですので、このメガネレンチで最初に緩め、その後にラチェットを使いボルトを抜いていくというのが基本となります。

イゼ

使用頻度が高いために、ある程度の物を買った方が良いんだけど・・・。
だけど?

はち

イゼ

やっぱり値段が高い(嗚咽

スパナ

工具の代名詞的なツール、スパナです!



基本的にスパナで固い一発目を緩めたり、本締めをしたりすることはありません。

というのも、メガネレンチは全ての方向が塞がっていて力がボルトに伝わりやすいのですが、スパナは開口部がありますのでボルトを支える点が減ってしまい、下手をするとネジをなめてしまう恐れがあるからです。

ですが開口部があるからこそ、メガネレンチのようにいちいち外してまた掛けなおす時間を非常に短縮することができます。

とはいってもバイクではチェーンの張り調整やミラーなど、必須で活躍する場がありますので持っていないと困る工具ですね!

挟み物系

男の子なら大多数が子供の頃に初めて手にしたことのある工具、ニッパー

 

さすがにプラモデル用だと使い勝手が悪いので大きい物を用意しますが、各種切断はもちろんの事、配線の被覆剥きや開かないビニール袋を八つ裂きにし、果ては段ボールのテープまでも切ってしまうという万能工具!(

落ち着きなさい

はち

イゼ

ハァ・・・ハァ・・・

こちら、数多の整備士を虜にしてきたコンビネーションプライヤです!


コンビネーションプライヤは、誰しもが見たことがある形状をしております。

「よくみる工具だし見た目だけで使えないんじゃないの~?」

という意見も聞かれるかもしれません。

が。

使ってみると尋常じゃなく便利なんです・・・!

 

用途が微妙に違いますが、個人的には上記のようなラジオペンチより使用頻度は高いと思っています。

イゼ

ラジオペンチは細かい作業をする時に重宝するね!

ハンマー


ハンマーは誰でも知っている工具の一つですが、やはりバイク整備にも必要です。

ネジが回らない時に貫通ドライバーのお尻を叩いて衝撃を与えて緩めたりできますが、木工用と違って釘を叩いたり抜いたりしないので、両側で叩けるハンマーが理想ですね!

もちろん自宅に備え付けのハンマーでも大丈夫です。

持っていると便利な工具!

ここからは持っていなくてもなんとかなりますが、持っていた方が格段に便利な工具について紹介していきます!

・・・正直便利系の工具はありすぎるので、代表的な物だけご紹介します(

電工ペンチ

こちらは電工ペンチと呼ばれる工具。

配線処理をしたりするのに便利なツールですが、意外と安いのであっても困りません。

自分でオスメス端子を作れるので、仕上がりを簡単、綺麗にしたい場合はおすすめです!


ウォーターポンププライヤ

コンビネーションプライヤより更に大きく口を開けて物を挟める優れもの。

痒い所に手が届きまくる便利ツールです。



ウォーターポンププライヤは個人的に大好きで、中でも好きな物が



KNIPEXというメーカーの「コブラ」という商品がたまらんです・・・。

イゼ

一度喰らい付いたら離さないという感じのネーミングで、本当に強力です・・・!
喰いついて離さないならスッポンて名前の方がいいんじゃない?

はち

イゼ

なんか栄養ドリンクみたいなパッケージになりそうでイヤ・・・

細くて長めのマイナスドライバー

こちら細くて長いマイナス。

正直、これでマイナスネジを回したことは一度もありません(

ですが、他の用途で尋常じゃないぐらい使用します


 

写真のようにテコを使ってスプリングを入れたり、ローターをパッドの間に入れるのに隙間を開けたり、微妙な隙間に突っ込んだり、棒の代わりにしたり、突き刺して袋を開けたりもうなんでもできます。

イゼ

私にとっては必須工具ですが、無くても整備は出来なくもないのでこっちの分類です。

持っていない方は私に騙されたと思って買ってみて下さい(強気

1,000円以下の工具ですが、買ってすぐ1軍に入る工具です。

あんたがここまで薦めるの珍しいね

はち

イゼ

ホントのホントにおすすめなんです・・・!

回す以外の用途でですが(吐血

逆に小さくて細いマイナスドライバーも超便利ですが、長くて細いドライバーよりは使用頻度格段に下がります。



私はこのドライバーの刃先をグラインダーで角を取って薄く削って使っています。

これも回して使ったことはありません。

ゴムタイプのガスケットを溝に入れる際や、細かい作業で便利です。

トルクレンチ

経験が無い人ほど必要な工具であるトルクレンチ

もちろん経験ある人でもトルクレンチは重要です。


 

人間は自分の感覚に頼って作業をしていますが、今締めたそのネジのトルクはどのぐらいの力で締めているかわかりますか?

締めすぎるとねじ切れたりネジをなめたり、緩すぎると途中で外れたり・・・。

全てのネジには規定トルクという物が設定されていますので、しっかり規定トルクで締め付ける事のできる工具がトルクレンチです。

イゼ

数値にすれば誰が締めても一緒だしね

全てにトルクレンチを掛けろとは言いませんので、大事な部分にはトルクレンチを使った方が良いですね!

フレックスラチェットレンチ

これこそ正に便利ツール!

無くても大丈夫だけどあったらすごく便利というツールの代表格かなと思います。

簡単に言うとメガネレンチの先っちょにラチェット機構が付いている工具です。

板ラチェットとも呼ばれ、通常は板ラチェと略されて呼ばれてますね!

狭いところや、緩めたんだけど指ではまだ回らないようなネジを緩める際に非常に便利な反面、本締めや一発目に緩める際に使うとほぼ壊れますw

写真のは100均板ラチェでだいぶ厚いので使用場所は多少制限されるのですが、緩めるだけならあると無いとでは全然違います。



薄口スパナ

ミラーやチェーンの張り調整等、ナットを2つ使ってロックしているダブルナットが使われている部分がバイクにはあります。

その名の通り2つのナットをお互いに締め付けてロックするのですが、その時に必要になってくるのがスパナが2つ。

そしてそのうち1つが薄いスパナだと、ナットがなめにくくなるのでお薦めです。

通常の厚みがあるスパナを2つだと、片方がナットへの工具のかかりが浅くてなめる可能性も高くなるので注意が必要です。



スナップリングプライヤ

スナップリングプライヤはバイクの整備をしていると一度は見たことがあるであろう、

こいつ(スナップリング)を外す工具です。

場所によってはこの工具が無いと作業が進められない場合もありますので、そこまで高くないので買っといて損は無いツールです。


工具の値段と精度について

ここまで工具を紹介してきましたが、本当に値段がピンキリです。

基本的には値段が高ければ高いほどボルトに工具を掛けた時の隙間がピタッとハマり(精度が良い)、ガタ無く回せる→ボルトの頭をナメる可能性が下がるということにも繋がります。

が。

高い物は本当に高くて良いのですが、とりあえずは安いのから使ってみるのが良いと思います。

安いからと言って全くもって使えない物は少ないので、自分のお財布と相談しながら集めていくと良いかと思われます!



世界に名だたるSnap-on。

ショートとディープソケットのセットで7万円オーバー・・・。

イゼ

か、かえない・・・

よく整備士になりたての頃なんかは、

「良い工具を若い頃にローンで買って一生モノにする」

という感じでローン組んでる整備士がいっぱいいます。

イゼ

永久保証なので本当に一生モノになりますしね
でもSnap-onのフルセットなんて100万円近くするんじゃなかったっけ・・・。

はち

まあ今の状態で買おうものなら離婚案件になってきますし、私はもうある程度のがあれば満足できる体質ですので気にしません(

それに、例えば錆びが浮いたたボルトなんかだと、精度が良すぎる工具ではぴったり過ぎて入らなくて、安い工具の方がガタ(余裕)があって入る場合もあるので、なかなか安い高いだけでは決められませんねw

イゼの一言まとめ

選び方も使い方も人それぞれ。

要は緩められて締められればそれで良し。

そこに至るまでに何を求めるかですね・・・!

それではまた!

最近一言じゃねぇ