【後編】アクセルの動き渋くない?グロムのスロットルワイヤーの注油をして快適な運転をしよう!

さて前回の続きでスロットルワイヤーの注油についてやっていきます!

スロットルワイヤーが外れたら今度はグリップ部の掃除!

スロットルワイヤーを外した部分は古いグリスが固まってだいぶ汚くなっていますので掃除しましょう!

ペーパーウェスと細いマイナスドライバー辺りを使ってグリスを綺麗に拭き取っていき、グリップ部の掃除は完了。

次はスイッチボックスからスロットルワイヤーを外す作業

下側のスロットルワイヤーはそのまま引っ張れば外れます。

上側のワイヤーがまだスイッチボックスに着いたままですが、そのままぶらぶらさせておくとカウルなどに当たってしまうので適当に寄せておきましょう。

そして間違えないように一本ずつ清掃&注油をしていきます。

イゼ

実際には口が違うから間違えようがないけど念のため

スロットルワイヤーの清掃&注油

外したワイヤーを見るとこんな風になっているので、赤丸のゴムカバー部分を下にずらします。

ていっ。

こんな感じにワイヤーの通っている管の中が見えるので、一度ワイヤーを洗浄するために周りをウェスで覆って、パーツクリーナーをブシューっと拭きます。

パーツクリーナーを拭いてケーブルの管の中を掃除すると、中の汚れや油がスロットルバルブ付近から垂れて出てきます。
※プラグコードのちょい上辺りです。

ですので事前にウェスを置いておくと余計に汚れずに済みますね!

パーツクリーナーは速乾性なのですが、管の中なので乾きが遅いため、今のうちに上側のワイヤーも外して掃除してしまいましょう。

上側のワイヤーはボルトタイプでねじ込んであるので、スイッチボックス本体を回して外します。

ですが、こちらは終わった後にまたねじ込む必要があるので、ネジ山のどの辺りまでねじ込んであったか覚えておきましょう。

イゼ

写真を撮っておいてもネジ山を数えても、わかればOKです

ぐるぐる回していくと簡単に外れ、スイッチボックスと完全に分離しました。

こちらも同じようにゴムカバーを外してパーツクリーナーをブシャります。

そしてワイヤーオイルのノズルを管の中に突っ込み、何回かに分けてワイヤーオイルを注入していきます。
※片手で写真を撮っているのでウェスが無いですが、実際やる時は注入口付近をウェスで覆ってください。

同じようにもう一方も注油。

そういえばなぜスロットルワイヤーは2本なの?

はち

イゼ

上側が引き側で下側が戻り側のワイヤーなんだけど、スロットルを開けると引き側が引っ張られてスロットルバルブを開けてバイクが加速するんだ

なるほど。でもスロットルバルブにはバネが着いていて、アクセル離したら勝手に戻るよね?
※上記画像真ん中の銀色のバネっぽのがそうです

はち

イゼ

確かに通常時はバネの力で戻るけど、スロットルバルブが固着したり何らかの原因でスロットルが開いたまま戻らくなってしまうと危ないので、強制的に戻す手段として戻り側のワイヤーがあるんです
確かにアクセルが戻らなくてエンジン回転が下がらなかったら恐怖&危険だね

はち

ワイヤー注油が完了したら、スイッチボックスにワイヤーを戻していこう!

まずねじ込む方のワイヤーから戻していきます。

ゴムカバーを元に戻して

装着!

同様に戻り側のゴムカバーも被せます。

上側のワイヤーをスイッチボックスにぐるぐるねじ込んでいきます。

下側のワイヤーは差し込むだけでOKです。

両方のスロットルワイヤーがスイッチボックスの中に戻りました。

ワイヤーを戻したら、グリップ側もグリスを塗ろう!

 

イゼ

みんな大好きホムセングリス

こちらをニュッと取って

今までワイヤーのタイコ部分が入っていた溝にグリスを塗りたくります。

グリス注入完了!

ワイヤーのタイコ部分を一つずつ通していき

外した時とは逆手順でグリップをスイッチボックスにはめていきます。

ワイヤーに負担があまりかからないように注意して戻して・・・

スイッチボックスの溝にはまった後も、ワイヤーがはみ出てるのでそれをきちんとまっすぐにして

はまりました!

はめ終わったらワイヤーの溝部分にグリスを足して装着完了!

いよいよグリップをはめていくよ!

グリップをはめる前にグリスアップポイントなのですが、このハンドルバー部分にもグリスを塗る塗らないで賛否両論あるみたいですが、私は塗る派ですので薄く塗っていきます。

イゼ

だってあからさまに擦れて塗装剥げてるしね・・・

外した時と逆手順で組んでいきます。

ここまではまったら

張っていたワイヤーをエンジン側へ送り、テンションを戻してあげましょう。

スイッチボックス装着!

スイッチボックスのカバーをかぶせます。

配線をこのくぼみに入れます。

スイッチボックスはきっちり閉まるはずなので、もし隙間が空いてしまったらスイッチボックスの角度や、配線が挟まったりしていないかを確認して再度やり直してみてください。

きっちり閉まりました!

ドライバーでスイッチボックスのネジを締めていきます。

片側だけ一気に本締めするのではなく、交互に締めていきましょう。

スイッチボックスのネジを締め終わりました。

最後にワイヤーのナットを締めていきます

この2つのナットがまだ緩んでいるので、指で締められるところまで締めてから

スパナで本締めします。

もう片方も締めたら

完成!

最後に各部をチェックしよう

組み終わったらスロットルをひねってみて、引っ掛かりやスムーズに回るか、不具合がないかを確認します。

不具合が無ければ最後にバーエンドを取り付けます。

振動で緩みやすい場所なので、かなり強く締めても大丈夫です。

エンジンを掛け、アクセルを開けて吹け上がりに異常が無いか、エンジン回転がきちんと戻るか等をチェックしましょう。

キルスイッチの確認も忘れずに!

ここまで終わったら・・・・

 

完成!!!

イゼ

長かった・・・!(書くのが

 

本音隠せてないぞ

はち

イゼの一言まとめ

自分でメンテでバイクの楽しさ倍増!

やってみると愛情も湧くよ!

それではまた!