【前編】素人がグロムのホイールベアリングを有名なSTMのベアリングに変えてみたら・・・!

 

新入社員に仕事を教えるということは、とても体力を使うということが分かったイゼ(@healpleeease)ですこんにちは。

イゼ

向こうも全力で覚えに来てるからこちらも全力で教えるとヘトヘトになりますね
良い新入社員さんじゃん

はち

さて今回はグロムのベアリングについて!

ベアリングって何?

引用元:ベアリングって何?

上記写真のような物で、軸の動きを滑らかにするための物です。
※詳しくは上記リンク先にわかりやすく説明されています

ベアリングは車やバイク、釣り具や引き出し、ペット用品などなど、回転する部分に幅広く使われています。

ぺ、ペット??

はち



イゼ

これとか 

ほんとだ・・・

はち

そんなベアリングですが、もちろんグロムにも使われています。

そして今回はそんなグロムに使われているベアリングの中でも、ホイールの中心にあるホイールベアリングの交換をしていこうと思います!

なんでベアリングを交換するの?

前述したように、バイクのホイールの中心にはベアリングついています。

そしてそのベアリングにシャフトを通し、転がってタイヤが回転しているわけですが、この回転自体がスムーズであればあるほど燃費が良くなるわけです。

経年劣化であったりベアリング部に水や異物が浸入→錆びたり異物を噛みこんで破損したりでベアリング本来の性能が失われてしまいますので、定期的な交換が必要となってくる部品ですね!

そしてどうせ交換するならすごいのを付けてみよう!ということで選んだベアリングはこちら!


かなり有名なSTM(@StmStyle_infoのベアリングです!!

動画を観てわかると思いますが、異常に回転抵抗が低いです・・・!

紙置いて動くとかどんだけ

はち

イゼ

これはヤバいよね・・・

とりあえず作業をしていきます!

まずはジャッキアップをしてタイヤを外します。

タイヤを外すとゴミなどの侵入防止用のダストシールがありますので

マイナスを使い、テコの要領で外します。

外れました!(なんかやたらボロボロだな

純正ベアリングが見えます。

ベアリングを抜いていきます

ベアリングを抜くための工具、ベアリングプーラーです。



ベアリングプーラーは結構高いので、コンクリートアンカー(1個200円以下)などでも代用できます。

ハンマーで先っちょを叩くと径が拡がってベアリングに引っ掛けて抜く感じです。

昔は全部これでやってたのですが今回は工具を買ってみましたw

開けてみるとこんな感じ。

様々な大きさのベアリングに対応できるようにアタッチメントが付属しています。

ベアリングプーラーの作用については下記サイトを参照ください

参考 パイロットベアリングプーラーという工具たなぼたStyle

グロムのフロントホイールベアリングの内径は12mmとのことなので、12mmのアタッチメントを選択。

先っちょが少しだけ拡がっているので、指で閉じながらベアリングにイン。

そして本体を装着します。

装着完了!

そして足をホイールに設置させるために、幅を調整します。

この縁のところに来るように調整します。

・・・が、足が短くて縁に高さが届かないので、カラーを移動して調整してみます。

上部にあるカラーを

下側に移動!

うーん・・・届かない。

隙間をスパナで埋めてみるものの、すぐ下に落ちてぐったり・・・。

あ、あんた大丈夫?

はち

イゼ

・・・コノ工具使ッタ事ナイノ

全く使い方を知らない工具をなんとなくでやって出来るわけがありません・・・。

ネットで使い方を見てもなんとも微妙で、背中に赤子をおぶりながらやってる&日暮れが刻々と迫り、焦りがwww


あーでもないこーでもないやりながらなんとかそれっぽい形になった(結局カラーも戻している)ので、いよいよ上のナットを閉めこみベアリングを外しにかかります!!

・・・と思ったらうまく引っ掛かってなかったようで、簡単に抜けてしまいました。

そしてこの抜け方は非常にまずい。

アタッチメントの締め込み&拡がりが足りず、中途半端にベアリングに掛かっていたからアタッチメントの先っちょが削れてしまっている・・・。

締め込みが足りないので今度はきちんと締めこみます!

セット完了!

アタッチメントの部分をスパナで抑え、上部をメガネでぐるぐる回していくとかなり固くなり、そこを過ぎると

パッッキィィィン!!!

と、よく聞く緩んだ音が聞こえてきました!

そのままぐるぐる回していくと

出てきた!!(歓喜

何コレめっちゃ面白くて嬉しいwww

外れました!

ベアリング自体に全く問題はなさそうです。

そもそも動きが悪くて交換するわけではないのでw

ようやく登場!STMベアリング!・・・が?

こちらがグロム用STMのベアリングです!

おお、なんかすごい(語彙力



※2021年2月16日現在在庫切れとなっています。

このベアリングをここに戻すわけですが、やはり緊張します。

なんとなく気まぐれでベアリングの取り付け方の正式なやり方をやってみようと思い、ネットで調べると・・・。

ソケットで叩くのダメだったのね(嗚咽

よくありがちな、ホイールベアリングのアウター側に合うソケットを探してそれを叩いてベアリングを圧入する方法。

これをやると本来の性能が発揮できないらしい。

イゼ

今までずっとこれでやってたよ・・・。

赤い矢印の外側がアウター、青い矢印の内側がインナーです。

サービスマニュアルだと特殊工具を使って叩いて入れるらしいですが、どうやらアウター側とインナー側を同時に叩くことが出来る工具が必要があるとのこと。

うーむ困ったぞ。もうベアリング外しちゃったしそんなもん持ってない・・・。

なんかないかなーと工具箱をゴソゴソ探していると・・・

5速化の時のフライホイールプーラー発見(

アウター側の外径はOK・・・。

そしてインナー側にぴったりのソケットがあったのでそれを選び

そしてそのソケットをフライホイールプーラーの中に入れ、ボルトを回してツライチの高さに調整・・・。

新しいベアリングを当てがい

平べったいワッシャーでツライチまで叩き込み

・・・本当にこれで大丈夫なのか??

いやダメだろ(冷や汗

育児に疲れている妻と子供が家の中で寝ているので、起こさないように家から少しでも距離があるいつもと違う道路に面した場所で整備をしたばっかりに、タイヤを外したグロムをこのまま置いておくわけにはいかない・・・。

やるしかない(吐血

そもそもアンタは下調べしなさすぎなのよ

はち

イゼ

ごもっともで・・・

そしてベアリングを打ち込み、ガクガクしながら奥まで入りました。

とりあえず片側が終わったところで一旦切ります。

イゼの一言まとめ

後編で衝撃の事実に気付く(嗚咽

いやブログを書きながら調べてる最中に気付いたんだけどね・・・。

ヒントはディスタンスカラーです・・・。

ベアリング組付けって予想以上に超重要だよ!!!(←

それではまた!