「めっちゃ美味そう!」と思ってレジに持ち込むも、値段を確認しておらずおにぎり1個で300円弱という鼻血出そうな値段に震えたイゼ(@healpleeease)ですこんにちは。
はち
イゼ
さて今回はオイル交換のお話!
新車から500km走ったので1回目のオイル交換!
私が1か月前にクロスカブ110に乗り換えてから1度のツーリングを経て、ようやく走行距離が500kmを超えました!
バイク屋さんからは
「500kmで1回オイル交換をして、1000kmの時にオイルとオイルフィルターを交換して慣らし運転終了じゃぞ☆」
と言われていたので遂にこの時がやってきました。
そしてオイル交換や整備等は自分でやりたかったので、点検等の入庫などはバイク屋さんに丁重にお断りしておきました。
はち
オイルの役目については以前書いた記事を参照していただければわかると思いますが、非常に簡単に言うと、
「エンジンの中の部品同士の滑りをよくしてスムーズに動くようにする物がオイル」
です!
厳密に言うとエンジンを冷やしたり、それ以外の役目もありますがここでは割愛します。
そんなエンジンの中の重要なオイルという物なのですが、実はオイル交換って非常に重要だったりするんです。
なんでオイル交換をするの?
先ほども少しだけお話しましたが、オイルはエンジンの中の部品を潤滑する物です。
このオイルはずっと使えるというわけではなく、ある一定期間で交換しなくてはなりません。
というのも、例えば料理をやる方でしたら天ぷらを同じ油を捨てずに何回も使って揚げていると、油に不純物が混じったり臭いが移ったり、本来の油の性能が発揮されなくなるのがわかるかと思います。
それと同じようにエンジンオイルはエンジンの中で一生懸命各部品の潤滑を良くしているのですが、使用と共にその性能が落ちてきます。
そうなる前に、定期的にオイルを交換することが自分のバイクを守ることに繋がりますね!
通常は3000㎞走るか1年経つかどちらか早い方のペースでオイル交換をするのですが、初回だけ1000㎞で交換と書いてありますね!
これは工場で全て新品の部品を使ってエンジンが組み立てられますので、エンジンを掛けて実際に走って新品の部品同士を馴染ませ、部品の細かなバリなどが削れてエンジンオイルに混じるので、初回のオイル交換は早めにしましょうということですね!多分!(
実際にエンジンオイルを交換していきます
まずはオイル交換に必要な道具です!
一番左上のちっこいのが17mmのソケット
その下に14-17mmのメガネレンチ
その右にトルクレンチ(20N・mが設定できる物)
真ん中の白いボトルがホンダ純正エンジンオイル(ウルトラG1 10W-30)
右上が廃油処理パック
右下がペーパーウェス
です!
はち
イゼ
ドレンボルトの締め付けトルクが20N・mなので、このトルクをカバーできるトルクレンチが必要になってきます。
まずは作業できるスペースをつくり、バイクを移動させます。
そしてオイル交換をするときは、サイドスタンドではなくセンタースタンドを使って車体をまっすぐにします。
センタースタンドハァハァ(変態
最近のバイクはセンタースタンドが付いている物が非常に少ないのですが、このセンタースタンドがめっちゃ便利です・・・!
はち
イゼ
だってセンタースタンドがあればチェーン清掃やタイヤ交換はもちろん、ほとんど全ての整備が出来てしまう気がします・・・。
さあみんなでセンタースタンドを崇拝しまsy(危険思想
センタースタンドで車体を持ち上げたので準備完了!
車体の右側に回りましょう。
車体の右側に回ったら、ブレーキペダルとエンジンの隙間を覗くとボルトのようなものが見えます。
下から覗いてみた図。写真右側が前です。
赤丸で囲んであるボルトがドレンボルトといって、これを外すとエンジンオイルが出てきます。
他のボルトと違ってでっかくて特徴的な形をしていますのですぐわかると思います。
ドレンボルトの位置を確認したら今度は右側のステップ付近にあるエンジンを見てみます。
「エンジンオイル量」と書いてあるステッカーの左側に灰色のキャップのような物が見えますが、オイルを抜いた後にこのキャップを外してここからエンジンオイルを入れます。
オイルを抜く前に必ずこちらのキャップが緩むかどうかを確認します。
オイル抜いた後にこのキャップが緩まなくてオイルを入れられないなんて事態を避けるためですね!
ちなみにこのキャップはエンジンオイルの量を見るために、とっても長い棒がついてます。
これをオイルレベルゲージと言います!
緩むのを確認したら一度キャップをきっちり締めます。
次にドレンボルトを緩めた際にオイルが出ますので、それを受け止める物が必要です。
ですので、今回は廃油吸収パックを使います。
中身はこんな風に布のような綿のようなオイル吸収材のようなものが入っており、オイルを吸った後は付属のタイラップで口を留め、そのまま燃えるゴミに出せるので処理も楽です。
いよいよドレンボルトを緩めていきます!
ここでメガネレンチ登場!
17mmであれば反対側が何mmでもOKです。
工具を持っていない方で
「とりあえずオイル交換だけでもチャレンジしたい!」
という方は14mm-17mmを一本だけ持つ感じでも良いと思います。
上記のTONEというメーカーは古くからある日本の非常に良いメーカーです!
もちろん一本だけよりセットで買った方が安いですが、自分のやる整備に必要な工具だけを持つのも愛着がわいていいかもしれませんね!
※余談ですが今やたらと流行っている「スーパーカブ」の原著であるトネ・コーケン氏ですが、トネもコーケンもどちらも日本の工具のメーカーですねw
話が脱線しましたが、いよいよドレンボルトを緩めます!
下からドレンボルトを確認して
メガネレンチをボルトにはめます。
上からみるとこんな感じ。
緩め方は水道と同じで半時計周りに回せば緩みますが、ドレンボルトはさかさまについているので、メガネレンチを写真でいう手前方向に力を掛けて緩めます。
その時に必ず左手はメガネレンチ側に置き、ドレンボルトとメガネレンチが水平に掛かっているかを常に確認しながら力を掛けます。
必ず指で触って水平を確認します。
これが斜めになっていたりするとネジをナメる原因に直結するので注意です!
スマホ落ちるかビクビクしながら緩めました( pic.twitter.com/ynn2vOFQyO
— おっさんリビルド物語@動画用 (@iAn20Zt0wmfR9RU) August 1, 2021
ドレンボルトとメガネレンチの水平を確認し、メガネレンチの反対側に一気に叩くようにして力を掛けます。
ゆっくりじわっと力を掛けても緩みにくいだけなので、一気に力をかけます!
※エンジン側にスマホを置いて撮影してるので、緩める方向に注意してください
はち
イゼ
ボルトが緩んだら廃油吸収材をドレンボルトの下に置きます。
緩めたぐらいではオイルは出てきませんので落ち着いて準備です!
準備完了!
ちなみにカブ系のドレンボルト内はこうなっているそうで・・・。
①ドレンボルト
②ドレンボルトパッキン
③スプリング
④フィルター
このフィルターはオイルフィルターとは別口なのですが、ここにもあるんですね・・・。
通常のバイクのドレンボルトは本当にただのボルトなので、こういった物は新鮮で良いですね・・・!(ハァハァ
廃油受けのセットが完了したらボルトを緩めていきます。
はち
イゼ
というのも、暖気をするとオイルが温まりサラサラになって抜けやすくなるということなのですが・・・。
暖気完了する頃にはオイルめっちゃ熱くなってます(
ドレンボルトを抜けばオイルが出てきますが、そんな熱々のオイルがもろに指に掛かったら火傷するかもしれませんし、熱くて手をとっさに引いてどこかにぶつけたりオイルをまき散らしたりする可能性があります。
どんなに暖気してオイルを抜こうが最後の一滴まで抜けるわけじゃないし、多少残っていたところでそんなに影響はありません。
ですので、慣れてない方は暖気しないでエンジンが冷えてる時にやった方が良いと私は思います!
そんな話をしているうちにドレンボルトを抜いたらオイルが出てきました!
こういったタイプのドレンボルトは初めてだったので、部品を失くさないようにとりあえず全部オイルを浴びて手がでろでろにww
ドレンボルトを外した後にキャップを緩めると、キャップ部分から空気が入ってオイルが抜けやすくなります!
そして救出したドレンボルト他の部品ですが
おお、サービスマニュアル通りだ(当たり前
ドレンボルトを外してフィルターを確認してみる・・・と???
こちらがフィルターですね!
どれどれ・・・なんかゴミ付いてるかな・・・?
ホ!?ホワアァアアアアァアア!!!??
なんだこの緑色のは・・・!!
パーツクリーナーで洗ってもとれない・・・。
※パーツクリーナーは油汚れを一瞬で落とす整備に必須の物です。
大体どこのホームセンターにも売ってますね!
も、もしかしてこっちにも含まれてたりするのか・・・?
グオオオオオオ(発見
なんだこの異物・・・。
ペラペラしててなんかの塗装剥がれかなんかか・・・?それでもこんな色クロスカブに使われてないしな・・・。
手にも異物(焦る
え?新車って私初めてだけどこんなもん?
というか最初のオイル交換はみんなディーラー出してるから知らなかったりする??
・・・。
まあいいか(開き直る
異物が排出されているということは良い事だ!!(多分
なので次のオイル交換まで様子を見る事にします。
いやでも慣らし運転中に出る異物って細かい鉄粉とかかと思ってたけどまさか緑色の何かが出てくるとは思いませんでした・・・・。
本来このネジの周りにある黒いパッキンをオイル交換毎に交換しなくてはならないのですが、今回は新車&1か月なので次の1000kmの時にしようっと(貧乏性
※本来は毎回交換です(
また、新品のパッキンを使う時はパッキンにエンジンオイルを薄く塗ってください。
オイルが抜けきったら元のようにドレンボルトとスプリング、フィルターを組み立てます。
スプリングが付いているので押し込みながら元の穴に入れてネジを回して締めていきます。
スムーズに回らないようならネジ山がずれている可能性があるので、一度取り外して再度締めてみてください。
指で締まるところまで締めたらここから本締めに入ります。
ドレンボルトの本締めは必ずトルクレンチで!
前述しましたが、通常のバイクのドレンボルトはもちろんなのですが、カブ系のドレンボルトは必ずトルクレンチで締めた方が良いと思います・・・。
というのも、他車種は通常ドレンボルトの間にドレンワッシャーというアルミ製のパッキンが入っており、締め込むとこのアルミ製のパッキンが潰れ、その潰れたパッキンで密着性を保ちオイルが漏れないようになっております。
その役目をカブでは先ほどのゴムパッキンが担っているのですが、通常のドレンワッシャーであれば締め付けていけばワッシャーが潰れていく感覚が伝わってきて締め具合がある程度わかりました。
ですがゴムパッキンの場合はその手ごたえがほとんどなく、
「まだかな?まだ締め足りないかな?」
と、どんどん締めていくと、最後にはエンジン側のネジ山をなめてしまう恐れがあると感じました。
ですので、トルクレンチは慣れていない人程必須だと個人的に思います。
トルクレンチの重要性を語ったら実際に締めていきます。
そもそもトルクレンチとは
「既定の締め付ける力で締め付けた時に教えてくれる」
機能がついています。
締める方向に回るかを確認します。
(背面のレバーで回転方向が変わります)
そしてドレンボルトに掛けてセット完了!
ここからボルトを本締めしていきます!
プリセット型トルクレンチの規定トルクまで締めた時の合図 pic.twitter.com/g6Usv3QKb2
— おっさんリビルド物語@動画用 (@iAn20Zt0wmfR9RU) August 2, 2021
トルクレンチで締めていくと、規定トルクに到達したら動画のように
「コクッ」
っと手応えで教えてくれます!
きちんと締まったらペーパーウェスでドレンボルト周辺を綺麗にしてドレンボルトの本締めは完了です!
ペーパーウェスが無い時はボロ布やキッチンペーパーでも良いですが、キッチンペーパーだと薄いので何枚も必要になりますねw
オイルを抜いたらオイルを入れましょう!
みんな大好き純正オイル!!
特に変わった使い方をしないのであれば、メーカー推奨の純正オイルであるG1の10W-30で間違いないですね!
イゼ
オイルに表記されている文字などについて知りたい方は↑の記事へどうぞ!
オイルを入れるためにキャップを外します。
写真の用に縁が汚れている場合が多いので、拭き取るときは穴の中に入らないように拭き取ります。
綺麗になると気持ち良いですね(*´з`)
そしてオイルを入れます!!
はち
通常はオイルジョッキやノズルを使いますが、めんどくさいのでそのままチョクで入れてますがこぼす可能性が高いのでジョッキを使った方が確実ですw
入れるオイルの量は0.8Lです。
それに対し新品のG1は1L入っていますので、一気に全部入れずに少しずつ様子を見ながら入れていきます。
感覚で半分を超えたぐらいオイルを入れたところでオイル量を測ってみます。
まずキャップのゲージの先についているオイルをペーパーウェスで拭き取ります。
オイルを測るときはキャップをオイルの穴に差し込み、ねじ込まずにまた引き抜きます。
ここまで入れて引き抜きます。
引き抜いたらゲージの先っちょに少しだけオイルが付着していました。
写真右側の説明のように一応下限値と上限値の間に入っているのでOKなのですが、上限までオイルを入れます。
缶に残ったオイルを少しずつ入れ、ゲージをその都度見ながら微調整していきます。
これでぴったり上限値まで来ましたね!
最後にキャップを締めてエンジンを掛け、オイル漏れがないかを確認したら作業終了です!
お疲れ様でした!
イゼの一言まとめ
オイル交換は超重要です
自分でやると達成感や構造などがわかって非常に楽しいですが、自分には無理そうと感じたら、素直にお店に頼むのが正解です!
要は定期的に交換できていれば良いわけなので、自分でやったから偉いとかそういうことではありません。
自分で交換するとオイル漏れやネジをなめてしまったとかのリスクもあります。
ですが挑戦したい方は是非やってみてください(*´з`)
それではまた!