最近色々な車種が気になってきているイゼ(@healpleeease)ですこんにちは。
イゼ
はち
そんなこんなで、グロムを更に乗りやすくするために前回キタコのハイカムタイプ1を取り付けた私。
そしてこのハイカムの性能を存分に発揮させるために今回はi-mapを取付けていきます!
マフラーやハイカム等を取り付けただけじゃ本来の性能が出ない?
通常、エンジンに関係のない外装パーツやブレーキ、足回り等を変えた場合は特に何もすることは無いのですが、エンジン関係に関わる何かを交換した場合にはやらなくてはいけないことがあります。
それが燃調です。
はち
イゼ
例えばマフラーを純正から抜けの良いマフラーに変えると排出する空気量が増える為、吸入する空気量も増えます。
車やバイクは空気とガソリンを一定の割合で混ぜた物(混合気)をエンジンに送り込み、圧縮して爆発させて走る力に変えています。
純正であれば何の問題もないのですが、社外品のマフラー等を装着すると吸入空気が多くなり、純正のコンピューター(ECU)では補正できなくなるぐらい燃料の量が足りなくなります。
なので、純正のコンピューターのプログラムでは対応ができなくなった部分を対応させるために、コンピューターのプログラムを変える必要があります。
はち
イゼ
はち
要はコンピューターのプログラムを書き換えれば良いのですが、そのまま純正のコンピューターのプログラムを書き換えてしまうともう元には戻れないどころか、エンジンを壊してしまう可能性があります。
なので、純正コンピューターとの間にi-map等のサブコン(サブコンピューター)を割り込ませて、そちらで制御するのが一番お手軽な方法かと思われます。
これならたとえ調子が悪くなってもサブコンを取り外しさえすれば純正のECUが生きていますので、すぐにノーマルの状態に戻ることができます。
その代わりサブコンはメインのコンピューターではなくサブのコンピューターなので、制御できる箇所がだいぶ限られてきます。
イゼ
サブコンはメーカーによってだいぶ出来る事や特徴が変わりますので、詳しく知りたい方は沼神様のブログをご覧になってください。
参考 グロム用サブコン纏め(改)Ma-tsuのページそんなわけでi-mapを取付けていくよ!
まずはシートを取り外し
左側のシュラウドも取り外します。
外れました!
バッテリーのマイナス端子も必ず外しておきます。
そしてこちらがカプラーオンの簡単取り付けタイプのi-mapです。
説明書を読んでどこを配線が通るのか見てみます。
この図を見るとシート下左側辺りに配線を持って行っているので、そこに到達するために邪魔な物を外していきます。
左フェンダー付近のPGM-FIと書いてある部分に余裕を作るために、ボルトを緩めていきます。
上側のボルトと
ここと
ここと
タイヤハウス内?の+ネジも緩めます。
緩めたらだいぶ余裕が出来ました!
エンジンの上部にあるゴムカバーに覆われたハーネスの束がありますが、このカバーがECUのハーネスと干渉して非常に外し辛い。
ですので、先ほど緩めた左フェンダー付近のところにECUがあるので、それをずらして外に出してしまいます。
フリーになりました!これでゴムカバーも簡単に剥けます。
これを剥くと
こんな感じにコネクタがいっぱい出てきます。
※黒い細い線は5速化した時のスピードセンサーの配線です。
i-mapを搭載する位置まで配線を引っ張ってくる
とりあえずi-mapどこに置こう・・・。
ここの隙間が妥当で簡単かなと思うのでここに取り付けることにします。
カプラが1個で配線が3本出ている方がi-mapに接続する側とのことなので、これを純正メインハーネスに沿わせて後方へ送ります。
親指でつまんでいる線がi-map取付けの為の配線ですね。
ざっくりこんな感じで沿わせます。
i-mapに接続する部分が無事後ろに到達しました。
とりあえず微調整もあるのでi-mapと連結するのは最後にし、まずは前側から接続していきます。
接続自体はカプラを挿して割り込ませるだけ!
まずはこちら。左側がエンジン側に接続するカプラで、右側の物がメインハーネス側に接続するカプラです。
要はこんな感じに各センサーにi-map端子を割り込ませていく作業ですね!
カプラを抜いて割り込ませるだけなので作業自体は簡単ですが、説明書をよく見て作業します。
カプラを抜きます。
オス端子メス端子になっていますので間違えることはないと思いますが、それぞれ注意しながら接続していきます。
片方を接続したらもう片方も接続します。
これで両方接続でき、割り込ませ完了です。
同じように、あと2か所割り込ませていきます。
こちらはスロットル開度センサーとインジェクターに割り込ませます。
スロットル開度センサーはスロットルがどれだけ開いているかを検出するセンサーで、インジェクターは電気が流れると燃料を噴射する部品です。
2つのカプラーはまとまった位置にあり、インマニ(エンジン上側)にくっ付いています。
が、写真上には3つカプラーがありますが、左側にあるのがインジェクターのカプラ、右にあるのがスロットル開度センサです。
イゼ
これがインジェクターのカプラです。
同じように配線を割り込ませていきます。
i-mapのカプラを接続し
割り込ませたらインジェクターは完了です。
次はスロットル開度センサのカプラを抜きます。
同様に割り込ませて
完成です!
これでカプラ類の接続は全て完了しました。
あとは上記写真のように配線がたるんでいるので、メインハーネス等に配線を沿わせてタイラップで綺麗にまとめていきます。
各センサーへの接続が終わったら最後にi-mapを装着!
各センサーの接続が終わったら後ろに戻りi-mapを繋げます。
ただし、i-mapをそのまま剥き出しで置いておくと振動等で壊れてしまう恐れがありますので、スポンジで回りを包んでビニールテープ等で固定。
i-mapとハーネスとを確認しながら接続していきます。
配線を繋いだらi-mapをしまう前に、本体についているDIPスイッチを操作します。
DIPスイッチの組み合わせにより、元からi-mapにインストールされているセッティングを引き出せますので、自分のバイクの状態と比べて一番近い設定にします。
イゼ
はち
一番左側をONにしました!
そのままi-mapを置きましたが、右側に伸びたケーブルが一本あります。
このカプラはDIPスイッチをユーザーデータに合わせて専用のインターフェイスケーブルを繋げば、自分で燃調のプログラムをいじれるという物です!
確かに燃調をいじれるのですが、それにはケーブルとパソコン(できればノート)、スロットル開度と空燃比を検知する物が必要です。
このRISMならスロットル開度と空燃比が一気に表示してくれるので使いやすいと思います。
・・・が、やはり費用と手間が掛かるので、なかなかユーザーデータまでいじる方は少ないと思います。
イゼ
そのカプラはこのままだと素っ裸状態なので、雨や水滴対策にとりあえずビニールテープで口を塞いでおきます。
そしてフェンダーのネジを締めて余分な配線を整え、バッテリーのマイナスをつけます。
最後にECUのリセットをしましょう!
今回ハイカムを入れたのでECUのリセットをします。(前回し忘れた
リセットが完了したら短絡に使った線を抜いて元通りにして終了です!
いよいよハイカム+i-mapで燃調したグロムを体感!!
キタコハイカムタイプ1 pic.twitter.com/gA08iZbbM3
— おっさんリビルド物語@動画用 (@iAn20Zt0wmfR9RU) April 18, 2021
これやばいやつやん(驚愕
と言ってもレスポンス見ただけだと何がヤバいのかさっぱりわからないのでご説明を。
まず、あからさまに5,000回転前後からの加速が「モリッ」と来るようになりました。
一番頻繁に使う回転数のトルクが太くなったことで、非常に運転がしやすくなりました。
実際に数値上に見る違いはほんの少しかもしれませんが、人間が自分の感覚で感じる、受ける衝撃はノーマルとは全く違うものを感じました。
実際にはそんな小さい変化でも激変しているという感じで非常に楽しく回せるエンジンになっております。
また、5速とかなり相性が良い感じです。
本当は5速を入れてただでさえ加速が良くなった+中回転域を強化=スプロケを最高速寄りにするという計画をしていたのですが、このトルク感はちょっとこのまま味わいたいですww
そして冒頭の空ぶかし動画ですが、あの動画単体で見るとなんの変哲もない空ぶかしなのですが、実際レスポンスがめっちゃ上がっています。
レスポンスが向上すると回転の下がりも速くなるので、ブリッピングを使ったシフトダウンが非常にレーシーになり、コーナー手前でのシフトダウンが非常に楽しくなります。
これまた5速クロスが良い仕事をしており、正直楽しくて楽しくてしょうがないです((
もちろん4速でも効果は実感できると思いますよ!!
・・・。
それに反してデメリット。
楽しくて常時全開(
そして予想以上に速くレブに到達するので前と違ってちょっと焦るww
楽しい分には良いのですが、私が当初思っていたゆっくりまったりとは全く別の方向に進んでいってしまってますね・・・。
本当は釣り号にするつもりだったのにw
あとはやはり費用がかかるいということですかね。
私はノーマルマフラーでやってますが、社外マフラーを入れてると更に変わるんだろうな・・。
総合的にみて、かなり運転は楽しくなります。でもまったり感は薄れます。回したくなるしw
イゼの一言まとめ
ハイカムめっちゃ楽しい(歓喜
いや楽しくなってしまったからこそ方向性に悩んでるんだけどねw
それではまた!