扇風機さえあれば夏を乗り越えられるイゼ(@healpleeease)ですこんにちは。
はち
イゼ
さて今回は誰でも出来るクロスカブの点検について!
メカ嫌いな人でも出来る点検って・・・?
「バイクは自分で整備してこそバイク乗り!!」
なんて言葉をたまに聞きますが
全然そんな事はありません(力説
そりゃあ自分で整備できた方がお金掛からないし楽しい(?)し愛車の事もよくわかる。
ですが整備を自分で出来ないだけで「お前はバイク乗りじゃない!」って言われてるようで悲しくなりますよね。
大丈夫です。たとえバイクの整備が出来てそんな事言ってる人も、電化製品や住宅の修理、果ては美味しい料理を食べたくなったらプロに頼んでます。
「自分に出来ない事はプロにお願いする」
自分でやって失敗して事故などに繋がったりするより、これが一番安全で確実なのです!
そこに恥ずかしいなんてことなんてちっともありません。
はち
イゼ
そんなやるせない気持ちで悶々としているなら、まずは日常点検から始めてはいかがでしょうか!
日常点検って何??
日常点検は、例え知識や技術が無い人でも簡単に行える愛車の健康診断みたいなものです。
例えば人間が熱っぽかったら目が虚ろだったりおでこが熱かったり、怪我をしていれば腫れたり血が出たりしていますよね。
そういった目で見てわかる点検が日常点検です。
工具もほとんど必要ないですし、時間も数分で終わりますので、
「少しでも愛車の面倒を見てあげたい・・!」
という熱い気持ちをお持ちであれば一度やってみてはどうでしょうか!
クロスカブ110の日常点検内容
クロスカブの日常点検内容ですが、
- ブレーキペダルとブレーキレバー
- タイヤの状態
- チェーンの緩み点検
- エンジンのかかり具合
- 低速と加速の状態
- エンジンオイルの量
- 灯火(ライト類)の状態
項目的にはこれだけです!
はち
イゼ
真似しないでね!(←
ブレーキ関連
ブレーキペダルの遊び
はいこちらがブレーキペダルです。
これを知らないとさすがにまずいです(
右足で踏んでリアブレーキを掛けるために使います!
これをグッと押して
手応えがある位置まで押します。
押してない時と押した時の長さを測ります!
ブレーキペダルの基準値
20mm-30mm
踏んでない状態から、実際に踏んでブレーキが効き始めるまでの距離を遊びといいます。
遊びが多すぎる(長すぎる、広すぎる)と、ブレーキを踏んでから効くまでに時間が掛かってしまったり、ブレーキが充分に効かないなんてこともありえます。
逆に遊びが無さ過ぎると、ブレーキがかかった状態で走ったり、ほんの少し触れただけでブレーキが掛かったりと危険です。
ですのでメーカーが決めた基準値に合わせるというわけですね!
測り方ですが、
先っちょに定規をあてて
手応えがあるところまで踏んだ時の目盛りを読み取り、基準内であればOKです。
はい。
50mm。
余裕でオーバーしてました(
・・・そんな時は!
車体右側のマフラーとタイヤの間ぐらいに、リアブレーキ調整用のネジがあります!
これを締める方に回すと遊びが少なくなり、緩める方に回すと遊びが大きくなります。
今回は遊びが多すぎるので、締める方に回します。
・・・ですが、そのまま回そうとしても硬くてなかなか回りません。
緩まないようにバネの力で押し付けられているので、このように指で押して隙間を作り、その間にネジを回します。
そのネジですがこのようにズレ防止のために半月型の切り込みが入っていますので、ここでレバーを戻すのではなく
きちんとこの位置まで回してからレバーを戻すようにします。
何度か測って基準値内におさまるように調整します。
基準値内に調整できました!
これでブレーキペダルの点検&調整は終了です。
ブレーキレバーの遊び
ブレーキペダルが終わったら今度はブレーキレバーです。
ブレーキレバーは右手についている、前ブレーキを掛けるためのレバーですね!
こちらも同じようにブレーキを掛けてない所から
握って手応えのあるところまでの距離を測って遊びを測定します。
ブレーキレバーの基準値
10mm-20mm
こちらもブレーキペダルと同じように測定します。
・・・大体20mm(
こちらは調整なしでいけそうです!
もし基準値以上で調整する場合、フロントホイールの左側に調整用のネジがありますので、こちらを回して調整してください。
やり方はブレーキペダルの調整と全く一緒です!
ブレーキの効き具合
ブレーキの効き具合は
ブレーキレバーを握った時、ブレーキペダルを踏んだ時、きちんとブレーキが効いているか
を確認します。
駐車場などでバイクを押し引きしながらかけてみたり、発進→すぐブレーキ等で点検します。
きちんと効いていればOKで、効いてなかったら即刻バイク屋さんに持っていきましょう。
タイヤの点検
タイヤの空気圧
一番メジャーであろう点検内容、タイヤの空気圧ですね!
空気圧が低くなりすぎると燃費が悪くなったりタイヤが破裂してしまう可能性がありますので注意が必要です。
大体のバイクの純正空気圧は車体の左側のチェーンの近くにある「スイングアーム」という部品に貼ってある場合が多いです。
クロスカブ110もスイングアームに貼ってあります。
基準値は
フロント→1.75kpa(kgf/㎠)
リア →2.25kpa(kgf/㎠)
となっておりますので、この値に合わせます。
まずタイヤに付いているバルブの位置を確認します。
やりにくい位置にあるようでしたら車体を前後させてやりやすい位置までバルブを移動します。
バルブキャップを緩めて外します。このキャップをとったからと言って空気は漏れないので大丈夫です。
そしてここで登場するのがエアゲージです!
これがないと空気圧が測れません。
はち
イゼ
このエアゲージをバルブの先っちょに押し付けると、針がプシュッっと動いて測定完了です。
この場合だと1.9kpaぐらいですね!
空気圧が高すぎると感じた場合は、バルブの真ん中にある細い棒を尖った棒のような物(マイナスドライバーやペン先、小枝でもOK)で押すと、押した分だけ空気が抜けますのでそれで調整します。
逆に空気圧が低いと感じた場合にはポンプや空気入れなどを使って空気を足す必要があります。
私は出先で何かあった時用に手動式ポンプを使ってます。(自転車用を買ったのでゲージがあまり役に立ちませんが)
最近は5,000円前後でこんな便利な携帯用コンプレッサーもあるんですね・・・。
自宅で空気を入れるならおなじみのこういったポンプで充分です。
いずれにせよ、バイク用でポンプを買う場合には「米式」と書いてあるものを選べば大丈夫です。
タイヤの状態
タイヤの状態を実際に自分の目で見て確認します。
- タイヤの溝に異物が挟まっていたり、タイヤに何か刺さっていないか
- タイヤの残り溝
を見ていきます。
はち
イゼ
ですので、タイヤの外周を一周見て、異常がないかを確認します!
タイヤの溝に関しては、タイヤの側面のどこかに写真のような三角マークがありますのでそれを探したら
そのまま指を横にスライドさせると・・・
ちょっとわかりにくいですがタイヤの溝の中に盛り上がっているような場所があります。
走っているとだんだんとタイヤが減ってきて、この溝の中にある盛り上がっている部分までタイヤが減ると交換時期ですよと教えてくれるものですね!
イゼ
はち
チェーンの点検
チェーンの緩み点検
チェーンの張り点検も、とっても重要な点検項目です。
クロスカブの場合は通常の場合と違ってチェーンがチェーンカバーで覆われているので、覗き窓から確認する必要があります。
その覗き窓がこちらの黒いカバー。
指で外そうとしてもそう簡単には外れないので、マイナスドライバーを使います。
隙間にマイナスを突っ込んで、ポコッとやると外れます。
中にチェーンがあるのがわかりますね!
チェーンの調整基準値は
たるみを40mmにする
ですので、これ以上でもこれ以下でもよろしくありません。
そしたら測っていきましょう!
一年何もせずに放置したチェーン。さすがチェーンカバーがついているクロスカブ、予想より全然汚れてないw
といっても汚れてはいるのであとで掃除しよう・・・。
写真の様に下にマイナスドライバーを突っ込み
上にガッと上げます。
このたるみ具合をブレーキレバーと同じ要領で測り、40mm前後であれば大丈夫です。
・・・が。正直測りにくいので、チェーンカバーを外して測るとやりやすいです。
エンジンの点検
エンジンのかかり具合
エンジンをかけてエンジンのかかり具合を見ます。
キュルキュル音に元気がなかったりしたらバッテリーが弱っている可能性や、かかりにくかった場合はその他の不具合が考えられます。
普通にエンジンがかかれば問題ありません!
低速と加速の点検
エンジンをかけてギアを入れてアクセルをひねり、問題なく加速するかを確認します。
そのまんまです(
エンジンオイルの点検
エンジンオイルは車体右側のエンジン付近にあるこのキャップで確認します。
このキャップはフィラーキャップと言い、このキャップにゲージがついていてそれでオイルの量を確認します。
フィラーキャップを緩めて抜くとこんな棒になっています。
フィラーキャップを抜いたら付着しているオイルをペーパーウェスやぼろ布、なければキッチンペーパーで拭き取ります。
※ティッシュは破れた破片がエンジン内部に入ってしまう恐れがあるのでなるべく使わない方が良いです。
フィラーキャップを拭いたら元の穴に差し込み、ねじ込まないでまた抜きます。
フィラーキャップを引き抜くと先っちょにオイルが付着してくるので、写真のアミアミの部分に収まっていればOKです。
全く付着しないようだとオイルの量が足りず、アミアミを越したところまでオイルが付くと多すぎになります。
確認が終わったらフィラーキャップを戻し、しっかりと締めてオイルの点検は終了です!
オイルを拭くのに使ったペーパーウェスで周りを拭いてあげると綺麗になりますよ!
灯火類の点検
最後は灯火(ライト類)の点検です!
きちんと点いているか、ちらつきは無いか、スイッチに反応しているか、等を点検します。
写真はヘッドライトですね!
ハイビーム!
右フロントウィンカー!
左フロントウィンカー!
後ろにまわって
右リアウィンカー!アヒルさんご機嫌いかが(
左リアウィンカー!
常時点灯のテールランプ!
最後にブレーキを踏んでブレーキランプ!
ちゃんと全部点いていましたね!
これで灯火類の点検は終了です。
点検結果に基づき総合的に見る
これで日常点検の全ての内容が終わりました!
点検結果、異常が無ければOK、何か異常があるようでしたら修理または調整を検討してみてください。
日常点検は文字にすると結構長いですが、実際にやってみるとそんなに時間がかからないと思います。
毎日やる必要はありませんが、1か月や3か月など、自分でスパンを決めてやると良いと思います。
走らせていなくてもバイクの状態は日々変わっていきますので、この点検で最低限の変化に気づいてあげられるようになると良いですね!
イゼの一言まとめ
日常点検侮ることなかれ(なんか偉そう
クロスカブに乗っていてやったことが無い方、一度やってみてはいかがでしょうか!
それではまた!